「株式会社大谷工業」は、1946年に富山県射水市で創業して以来、社会に欠かせないインフラを担う企業として、電力会社・通信会社・建設会社のお客様に向けて、「配電・通信線用の架線金物」「送電用鉄塔」「構造物の耐震・耐久性を保つスタッド」をはじめとする、さまざまな鉄鋼製品の開発・製造・販売を手がけているメーカーです。現在は東京証券取引所スタンダードに上場し、東京本社を拠点に全国規模で事業を展開しています。
「架線金物」や「鉄塔・鉄構」「建築用スタッド」は、普段はあえて意識することが少ないかもしれませんが、企業・一般家庭が電気や通信ネットワーク、商業施設ビルなどを利用する上で欠かすことのできない製品です。当社は1946年に富山県で創業して以来、電力・通信インフラを支える数々の製品を設計・開発し、電力・通信関連や建築関連企業に製品を供給してきました。鉄塔の中でも最も一般的な「アングル鉄塔」においては、富山の自社工場にて設計・加工・表面処理まで生産の全工程を集約。長年にわたり蓄積された経験と技術力によって、日本全国のお客様からの高い評価を獲得し、景気の浮き沈みに左右されない事業基盤を築いています。
製品の品質および生産性の向上、作業の負担軽減を図ることを目的に、業務のシステム化にも積極的に取り組んでいます。例えば鉄塔の設計業務を効率化するための「鉄塔自動現寸システム」を独自に開発し、設計とものづくりの連携を最適化と、生産ラインのオートメーション化を実現。さらには社内基幹システムの再構築プロジェクトもスタートし、社内DXによる働き方改革を推進しています。年間休日123日、完全週休2日制、育児休暇取得率100%など、残業も少なくしっかりと休めてワークライフバランスを確立できる就労環境と、上場企業ならではの充実した福利厚生・制度環境も後押しし、入社3年以内の離職率は4%と低い水準をキープしています。
職場はとても和気あいあいとしており、年齢や社歴の垣根を超えてコミュニケーションをとっています。当社代表の鈴木も、経営と現場の距離を少しでも縮めるために、時間を見つけては各工場・各営業所に足を運んで社員一人ひとりとざっくばらんに会話しています。現場では社長との1on1面談もひんぱんに行われ、その場で出た意見・アイデアが採用されることも少なくありません。また若手社員が経験豊富な先輩社員からアドバイスを受けながら、早いうちから第一線で活躍できる会社でもあります。余計な下積み期間を設けず、20代のうちからトライ&エラーを重ねられる職場環境が、当社のメーカー事業を進化させる原動力となっています。
事業内容 | ◎配電・通信線用架線金物、CATV・防災無線用金物、鋲螺の製造・販売
◎送電鉄塔・無線鉄塔、屋外鉄構、架台、フェンスの設計・製造・販売 ◎建築用スタッドの製造・販売・施工 ◎免震ベースプレートの製造・販売・施工 ◎溶融亜鉛めっき加工 |
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設立 | 1947年6月(創業1946年2月) |
資本金 | 6億5520万円 |
従業員数 | 184名(2023年3月31日時点) |
売上高 | 71億8,900万円(2023年3月期)
64億800万円(2022年3月期) 60億5900万円(2021年3月期) |
代表者 | 代表取締役社長 鈴木 和也 |
事業所 | 本社/東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル10F
富山工場/富山県射水市戸破3456 鹿沼工場/栃木県鹿沼市さつき町16-2 鹿沼工業団地 名古屋営業所/愛知県名古屋市中区栄2-2-17 名古屋情報センタービル8F 大阪営業所/大阪府大阪市北区豊崎5-6-2 北梅田大宮ビル8F |
主な取引先 | 電力各社及び電力関係各社、通信各社及び通信関係各社、建設各社、各自治体 |
関連会社 | 株式会社 ニュー・オータニ
株式会社 テーオーシー |
沿革 | ■1946年2月
当社の前身、大谷重工業株式会社富山支社小杉製作所として創業 ■1947年6月 株式会社大谷工業小杉製作所として設立 ■1954年5月 社名を大谷工業株式会社と改称し、小杉研砥工業株式会社を吸収合併 ■1959年3月 東京工場を建設 ■1965年3月 東京工場に冷間圧造設備を導入し鋲螺製品の製造を開始 ■1970年10月 本社を東京都品川区西五反田7丁目22番17号TOCビル内に移転 ■1971年2月 鹿沼工場を建設し、昭和電機製造株式会社を吸収合併 ■1977年7月 鹿沼工場に伸線設備を設置し、鋲螺製造の一貫生産を開始 ■1977年11月 スタッドの製造販売を開始 ■1984年3月 東京工場を鹿沼工場へ統合し、溶融亜鉛めっき設備の自動化および自動倉庫等を設置 ■1985年7月 鹿沼工場 頭付きスタッドのJIS規格認可 ■1988年3月 鹿沼工場 六角ボルト・六角ナットのJIS規格認可 ■1988年10月 富山工場 溶融亜鉛めっき加工技術JIS規格認可 ■1988年11月 日本証券業協会へ店頭登録 ■1989年7月 本社を東京都品川区北品川5丁目4番14号TOC北品川ビルに移転 ■1989年9月 櫻井鐵工株式会社を合併し、社名を大谷櫻井鐵工株式会社と改称 ■1996年9月 本社を東京都品川区西五反田7丁目22番17号TOCビル内に移転 ■1996年10月 社名を株式会社大谷工業と改称 ■1996年12月 鹿沼工場に塗装棟を増設 ■1999年6月 鹿沼工場 ISO9001認証取得 ■1999年9月 富山工場 ISO9001認証取得 ■2004年12月 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 ■2010年4月 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場 ■2013年3月 富山工場にレーザー加工機(イタリア製)を導入し、金属加工開始 ■2013年7月 大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場 ■2015年6月 鹿沼工場 ISO14001認証取得 ■2022年4月 東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行 |
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