尚文出版は、「高校国語の副教材」に特化した出版社。
この専門性を活かして、「作品」と呼べるほどの良質な本づくりに勤しんでいます。
その努力の成果として、現在私たちの本は全国4000校の高校で採用されています。
良い作品を創るための適正な利益を求めながら、これからも国語副教材にとっての「良い本」を追求していきます。
尚文出版は、高校で使用する国語の副教材の企画・制作・出版を手がけています。全国4000校に及ぶ高校と取引実績があり、皆さんも高校時代に当社の出版物と出会っているかもしれません。当社は創業者・水野左千夫が「良い本を創り、言語文化の発展に貢献したい」という思いを持って立ち上げた会社です。利に走り劣悪な本を濫造する愚を厳に慎み、「もっと価値のある本は創れないか」と自己研鑽を積んできました。全国に広がる取引実績は、私達の姿勢と本の品質が評価された結果と自負しています。営業拠点は本社広島を中心に名古屋・東京・大阪・仙台・福岡。2015年に福岡に自社ビルを設置、営業体制がさらに充実しました。
私たちの出版物は「高校国語の授業の中で使用されるもの」という、明確なテーマを持っています。そのため、先生方の指導をサポートし、かつ生徒のみなさんの国語に対する理解を深めるものでなければなりません。作りたい物を自由に作って自己満足で終わってしまうのではなく、誰がどのように使用するのかを、いつもはっきり意識しているわけです。指導要領が改訂されたり、教育現場のあり方が変わるなど、状況は常に変化します。それに対応し、現在と将来を見据えた上で求められる価値を提供していく…企画・制作の根底には、常にそうした意思があります。だからこそ当社の出版物は、教育現場に支持されているのです。
世の中には、安易な拡大路線に走り、見せかけだけの成長を続ける会社もあります。しかし中身の伴わないそれは、成長というより「膨張」というべきでしょう。当社にとっても、適正な利益の確保は、質の高い本を提供するという事業を継続するために欠かせないもの。しかし私たちは「膨張会社」にはなりません。一歩ずつ着実に、社会的意義を持った事業を展開する会社でありたい、と考えています。少子化の時代を迎え競争が激化する、とも言われていますが、こうした状況はむしろ当社にとってはチャンス。競争が厳しくなればなるほど、まがいものが淘汰され本物が生き残るのですから。私たちは常に本物を追求し続けます。
事業内容 | 高校生向け副読本および問題集の出版・販売
教材を扱っているせいか、当社を「教育産業」と見る向きも少なくありません。 しかしこの見方に、私たちは違和感を覚えます。 と言うのも、私たちはあくまで 「出版」 にこだわっているからです。 尚文出版は、出版を通じた「言語文化の発信」を目指しているのです。 |
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設立 | 1982年8月 |
資本金 | 4600万円 |
従業員数 | 59名 |
売上高 | 14億4,863万円(2023年7月期) |
代表者 | 代表取締役 水野 理朋 |
事業所 | 【本社】 〒733-0011広島市西区横川町3丁目7番22号
【営業拠点】 広島/東京/名古屋/大阪/仙台/福岡 |
主要取引先 | 全国高等学校、日教販、トーハン、日本出版販売ほか
当社と取引のある高校は、全国に約4000。 これは、無理な業績拡大の挙げ句にできあがったものではありません。 『いい国語教材を創る、出版人として恥ずかしくない作品を生む』 ということを念頭に置いてやってきた姿勢が、顧客から理解された、その結果です。 言葉を代えると、 独自の価値を持った作品を創り出す出版会社が、人々から見放されることはないのです。 私たちは常にそのことを肝に銘じています。 |
尚文出版の経営方針 | 【熱意】
創業は約40年前。資金もなく、事務所は10坪に満たず、わずか4名でのスタート。 しかし当時から1つ、当社にはどんな大企業にも負けないものがありました。 「良い本を作ろう」という大きな熱意です。 【自分たちの思い】 事業領域として高校の国語副教材を選んだのは、 創業者である前社長が大学時代、文学部に籍を置いていたこともあり、 自分たちの思いを実現するフィールドとして最適だと考えたからです。 【良い本を作ろう】 景気の不透明な中、当社は順調な歩みを続けてきました。 営業拠点は広島から、大阪・名古屋・東京・仙台・福岡にまで拡大。 東京・大阪・名古屋・仙台・福岡に自社ビルを、広島には新旧の本社ビルを持っています。 安定した成長は、ひたすら「良い本を作ろう」と努力してきた成果の現れです。 【手段】 尚文出版にとっても、利益は重要です。 それは、適正な利益を確保しなければ、良い本は創れないからです。 良質の作品を創り、提供するために汗を流す社員に報いるためにも、利益は軽視できません。 しかし誤解しないで欲しいのですが、当社にとって利益とは良い本を創るための「手段」です。 利益そのものを目的にしたことは、当社の歴史の中で一時もありません。 【“成長”と“膨張”の違い】 利益追求を過大に目的化して、大きく拡大する会社もあります。 当社に言わせればそれは「成長」ではなく、「膨張」です。 中身はなく、いたずらに膨らみきった先は、破裂しかないでしょう。 26年前のバブル経済がちょうどそうであったように。 私たちは尚文出版を「膨張」会社にするつもりはありません。 良い作品を創るために、適正な利益を求めるだけです。 そう考える会社こそ、むしろ「絶対につぶれない」のではないでしょうか。 |
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