これが私の仕事 |
キュウリの一流ブリーダーを目指す! ~未来を見据えた品種と自分の育成~ 野菜や花の品種を育成する仕事をブリーディング、それに携わる人をブリーダーと呼びます。
ブリーダーの仕事の基本は、何百~千系統もの作物を実際に畑で栽培し、そこでのパフォーマンスを目で見て判断し、良いもの選んでいくということです。正しい判断をするためには、すべての作物を均一な環境下で栽培することが不可欠です。
私は現在、キュウリのアシスタントブリーダーという立場で、栽培管理・調査を行っています。若手のうちは、「作物の生理・生態を理解すること」がミッションとして与えられます。入社3年目の今は、一人前に栽培できる「腕」を磨き、違いを判断できる「眼」を養い、研究農場付属の園芸専門学校の生徒に指導をしながら自分の「知」を深めることが、私の仕事内容です。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
作物に向き合えば向き合うほど、個性が見えてくる ~育種は「宝探し」~ 入社当初はすべてのキュウリが同じに見えていたのが、3年間にわたり毎日キュウリと向き合って仕事をしていると、少しずつ系統による違いが分かるようになってきました。また、その中で「おっ?」と思えるような形質を発見できたときは、とてもワクワクします。
新たな形質を持った個体を見つけることは、まさに「宝探し」です。宝石の原石に気づかなければ、ただの石ころでしかないのと同様に、「キラリ」と光る形質に気づくことができなければ、普通のキュウリでしかありません。つまり「注意力と観察力」が常に求められ、これをさらにレベルアップさせることが、今後の課題です。
自分で見つけた「原石」に磨きをかけて、生産者・流通業者そして消費者の方に喜んでもらえる新品種を生み出せることが、この仕事の醍醐味だと感じています。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
働く姿を一番想像できた ~自分の作るタネで世界中の食卓を染める仕事~ 「植物に関わる仕事」、「ものづくりができる仕事」の2つに焦点を絞って仕事を探しました。その理由は、実家が園芸店を経営しており、幼いころから植物が好きだったことに加え、「この世に存在しないものを自分の手で生み出したい」と思っていたからです。
これを元に志望業界を絞り、種苗メーカーや植物を扱う食品メーカーを中心にエントリーしました。その中でも、選考の過程において最も多くの社員と話をすることができ、かつ自分の働く姿を一番想像できた企業がタキイでした。
また、ブリーダーと話をする中で、「自分の作ったタネで世界中の食卓を染めたい」という熱い想いに感化され、タネを創り出すブリーダーという職に魅力を感じ、この道を選びました。 |
|
これまでのキャリア |
ウリ科作物(主にキュウリ)の品種育成(現職・今年で2年目) |