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本学は1945年、奈良県内でいち早く医師養成機関(当時)として設立されました。同時に附属病院も開設しています。2004年には看護学科を新設、2007年に公立大学法人奈良県立医科大学に移行し、現在に至ります。特定機能病院・災害拠点病院などの指定・承認を受け、高度救命救急センターを設けて三次救急を担っている附属病院とともに、よき医療人の育成と最善の医療を提供する場として、その責務を果たすべく取り組んでいます。
医師が有する膨大な知識を、患者さんの治療だけでなく広く産業に応用することを目的として、2016年に「MBTコンソーシアム」という組織を立ち上げました。MBTはMedicine-based Townの略称で「医学を基礎とするまちづくり」という意味です。2006年に本学に設置された「住居医学講座」がその前身となっており、超高齢社会への対応と産業創生・地方創生に向けて医師・医学者による医学的なアドバイスを活かして、異業種による多様なアイデアを創出しようというものです。現在、100社を超える民間企業・団体の参加を得ており、今後、たとえば健康見守りシステム、買い物・食事のサポートシステムといった新しい製品・サービスを生み出していきます。
コメディカル職は、各専門部門で臨床経験を積みながら段階を踏んで知識・技術の向上を目指していきます。たとえば薬剤部では、入職3年目までの新人薬剤師に対して、薬剤師業務を幅広く経験し、臨床に即したスキルを習得できるプログラムを実施。プリセプター(先輩)がマンツーマンで教育・指導する体制をとっています。「気軽に相談できるので、業務への理解も深まり、安心して日常業務を行うことができました」とは、ある新人スタッフの声。制度は異なるものの、他の専門職も先輩がていねいに指導しています。事務職は、大学・病院・法人運営部門に配属。学生支援から病院経営に関する業務まで、多様な業務を行います。
本学では、人材の育成と同時に、結婚・出産を経ても働きやすい環境の整備を進めています。人材育成に関して、コメディカル職については、各職種のなかで専門研修を行うと同時に、職種を問わず受講するコミュニケーション研修などなもあります。薬剤師は、調剤・医薬品管理などさまざまな係を経験し、1年ほどで本配属が決まります。事務職は3~5年で部署異動があるので、多様な知識スキルを身に付けることが可能です。部署によって求められるスキルが異なるため、必要に応じて外部の研修等も受けられます。働き方では、職員用の保育施設があるほか、短時間勤務制度を整備。育児休暇を経て復職する職員が大半で、男性の育休取得実績もあります。
事業内容 | 教育・研究・診療・法人運営
医学の力で社会に貢献するべく、医療人の育成(教育)、医学の進歩への寄与(研究)、最善の医療の提供(診療)を実現するための法人運営を行っています。 |
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設立 | 1945年4月1日 |
資本金 | 奈良県出資金 200億6,617万3,000円 |
従業員数 | 3176名(2022年5月1日時点) |
売上高 | 経常収益 577億1,199万円(2021年度実績) |
代表者 | 理事長・学長 細井 裕司 |
事業所 | 〒634-8521
奈良県橿原市四条町840 |
沿革 | 1945年4月 奈良県立医学専門学校設立。奈良県立医学専門学校附属病院開設(8診療科125床)
1955年4月 奈良県立医科大学附属高等看護学校開校 1960年4月 奈良県立医科大学大学院設置 1996年2月 附属病院が特定機能病院の承認を受ける 2004年4月 奈良県立医科大学医学部看護学科開設 2007年4月 公立大学法人奈良県立医科大学へ移行 2016年9月 附属病院E棟施工 2017年4月 「奈良県立医科大学の将来像」の策定。法人のシンボルマーク及びイメージキャラクターを制定 2017年9月 附属病院が病院機能評価3rdG:ver.1.1の認定を取得 2018年2月 附属病院にドクターヘリポート竣工 |
HP | https://www.naramed-u.ac.jp/ |
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