業種 |
機械
プラント・エンジニアリング/設備・設備工事関連/金属製品/商社(機械) |
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本社 |
広島、長崎
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当社は、あらゆる電子機器に欠かせない“プリント基板”を量産化する
「プレス装置」を開発・製造している産業機械メーカーです。
スマホ、パソコン、IoT機器、テレビをはじめ、
医療機器、産業ロボット、次世代自動車、航空機、人工衛星に至るまで、
ありとあらゆる電子機器において、プリント基板が使用されています。
当社は、ハイエンド基板向け高温・高精度プレスの分野で、
圧倒的な世界シェアを確保しています。
「400℃で成形できるプレス機をつくれますか?」。ある時、お客様からこんな相談がありました。極めて高い技術・ノウハウが求められる特殊仕様。そんな高い温度でのプレスが求められるプリント基板は人工衛星・宇宙探査機など、ごく限られた用途のものしかありません。当社はそうしたオーダーにも応えてきました。最先端の技術を結集した人工衛星、宇宙探査機、航空機や次世代自動車などに搭載されている機器や部品に使われているプリント基板の多くは、当社の装置で作られたモノです。当社の技術者はそうしたフィールドで日々研鑽を積んでいるのです。技術の更新速度も極めて速い最先端の技術領域は、成長の糧と刺激に満ちた世界でもあります。
現在広く普及しているスマホ、タブレット端末など、あらゆる電子機器に内蔵されているのがプリント基板。そのプリント基板製造に欠かせないのが当社の真空プレス装置であり、「熱」「圧力」「真空」「動作」制御を高次元で実現し、世界中の大手プリント基板・半導体・電子部品メーカーから高い評価を頂いています。様々なお客様の要望に応えるための試行錯誤とチャレンジを繰り返しながら、ノウハウを蓄積し磨き上げてきたのです。真空環境下で熱と圧力を均一にかけながら樹脂を成形する当社の独自技術は、様々な分野へも応用され始めています。経営理念である「英知と創造」の実践として、私たちはさらに「社会に役立つ技術」を極めていきます。
先進の技術領域では、既存技術はすぐに陳腐化してしまいます。今当社のメインであるプリント基板用プレス機の分野でも、一部のスマートフォンなどではプリント基板に代わる材料が出現。数年後にはもはやプリント基板は廃れているかも知れない…私たちはそんな想定にも備えています。重要なのは未来を拓く製品開発。プリント基板はなくなっても「熱・圧力・真空・動作の制御技術」というコア技術は変わりませんから。例えば、航空機や自動車などの軽量化素材として注目されるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)。この革新的素材についてもいち早くプレス機開発に着手し、自動積層装置を先般リリース。私たちは常に新たな世界市場を見据えています。
事業内容 | ●開発製品
・プリント基板プレス装置 ・新素材プレス装置 ・真空ラミネータ装置 ・樹脂成形装置 ・FA(ファクトリー・オートメーション)システム機械 主に上記製品を中心に、「熱・圧力・真空・動作制御」というコア技術を活かした製造用装置の開発・製造および販売 ●主要取引先業種 世界中の主要なプリント基板メーカー、半導体メーカー、EMS、電子部品メーカー、電気・電子機器メーカーなど ●主要取引先業界と主な製品 <電子回路業界> 銅張積層板成形用真空プレス プリント配線板成形用真空プレス ICカード成形用プレス <自動車業界> パワーモジュール成形用プレス 曲面太陽電池モジュール製造用ラミネータ 自動車用部品成形ライン セラミック成形用プレス <宇宙航空産業> ハニカム材成形用プレス 自走式航空機整備用リフト <素材関連業界> 熱可塑性樹脂シート成形用真空プレス <建材関連業界> ボード成形プレスライン 住宅用ドア成形用プレス 樹脂成形用型締機 <その他業界> 鋼材鋼板用ストッカー 厚板切断加工ライン用パレットチェンジャー ●設立67年を迎える老舗・産業機械メーカー 当社は「プリント基板用プレス機」をはじめ、生産工程の自動化を担う「各種搬送機械」など産業用設備機械の開発・設計・製造を、「自社ブランド」で行なってきた老舗メーカーです。 世界でも貴重な存在である基板プレスのメーカー(専業メーカーは世界で数社程度)として、数多くの特許を取得してきた独自の技術力を活かし、世界屈指のシェアを誇る製品を国内・国外問わずお届けしております。 ●電子機器に欠かせない「プリント基板」の製造を支えています。 当社はパソコンやスマートフォン、タブレット端末など、あらゆる電子機器において、電子部品を固定し配線するための「プリント基板」を量産化する「プレス装置」を開発・製造している産業機械メーカーです。電子機器の高度化にともない、そこに使われるプリント基板も高密度・高性能化が求められています。私たちは、そんな市場においても独自の複合制御技術でお客様のニーズにお応えし製品を提供しています。なかでも、プリント基板材料の銅張積層板(CCL)成形用の真空多段プレス装置は、世界でトップクラスのシェアを誇っています。 ●5GやIoTの整備に向けた、通信インフラや通信端末の製造に対応した高性能なプリント基板製造用多段真空プレス装置の開発も行っています。 ●新技術開発にも積極的に取り組み、航空機や自動車などの軽量化素材として注目される「CFRP(炭素繊維強化プラスチック)」の自動積層装置を開発。新たな世界市場を見据えています。 ●当社の強み(競合優位性) 「研究開発」→「設計」→「製造」→「販売」→「保守整備(メンテナンス)」の全ての工程を、自社で一気通貫で行うことにより、ユーザー個別の多様なニーズに対応しています。 |
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設立 | 1957(昭和32)年1月14日 |
資本金 | 3億円(2023年6月現在) |
従業員数 | 連結:157名(2023年6月末現在)
単体:149名(2023年6月末現在) |
売上高 | 連結:64億6200万円(2023年6月末現在)
単体:62億1300万円(2023年6月末現在) 連結:50億3200万円(2022年6月末現在) 単体:48億5400万円(2022年6月末現在) |
代表者 | 代表取締役社長 内田 雅敏 |
事業所 | ◆本社
広島県府中市鵜飼町800-8 ◆東京支店 東京都豊島区巣鴨3-3-1 ◆大阪出張所 大阪府大阪市西区南堀江3-12-10 ◆長崎技術センター(2024年11月1日に開設予定) 長崎県長崎市御船蔵町2-3 |
独自技術 | 特許登録件数(権利取得済み):35件 (海外:14、国内:21)
特許登録件数(累計):150件 ※2023年2月現在 ISO14001取得 |
市場の動向予測 | <基板市場>
●電動化・先進運転支援システム(ADAS)向け車載基板、5G基地局・スマホ向け高周波基板、データセンター向けサーバー用基板の需要は堅調 ●コロナ感染対策によるリモートワークや遠隔授業の普及に伴い、PC・タブレット用基板の需要増 <自動車市場> ●カーボンニュートラル実現に向けて、電気自動車・燃料電池自動車の開発・市場投入が加速する見込み ●コロナ禍の影響や半導体不足により販売台数は一時的に減少 ●米国は2030年までに新車の50%を電気自動車に、中国は2035年までに公共交通を新エネルギー車にしていくことをそれぞれ公表 <炭素繊維強化プラスチック(CFRTP・CFRP)市場> ●軽量化ニーズから自動車関連の研究開発需要は依然旺盛 ●航空機業界はコロナ禍による需要回復まで複数年を要する見込みながら、中長期的には引き続き市場拡大が期待される ●カーボンニュートラルへ向け、軽量・高強度部材のニーズは高い |
暮らしの中に「北川精機」 | こんな身近な製品が、当社の装置でつくられています。
(1)電子回路基板・基板材料(世界シェアトップクラス) → 携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パソコン、 テレビ・エアコン・洗濯機・冷蔵庫など家電製品、 次世代自動車、航空機、人工衛星、宇宙探査機など あらゆる電子機器に内蔵されている電子回路基板 (2)自動車部品 → 内装材 → 断熱材シート → 車載ソーラーパネル → パワーモジュール (3)航空機構造部材 → CFRP ハニカムサンドイッチパネル (4)建築・住宅資材 → 外装材(サイディングボード) → 内装材(石こうボード、化粧板) → 浴槽、洗面台、浄化槽 (5)その他日用品・産業資材等 → ICカード → タッチパネル → 砥石、スレート、断熱材、絶縁板 → センサー、ヒーター(樹脂ラミネート) → アルミサッシドア → ソーラーパネル → 樹脂 → ゴム → セラミック素材 |
社会の中の「北川精機」 | 当社製品は、こんな場所で活躍しています。
(1)回路基板・基板材料製造工場 → 多段真空プレス (2)企業研究所・公設試験研究機関 → テストプレス → テストラミネータ (3)樹脂製品製造工場 → 熱成形プレス → 型締め機 (4)ソーラーパネル製造工場 → ラミネータ装置 (5)板金・金属加工工場 → 自動倉庫 → 鋼鈑ストッカー → パレットチェンジャー(レーザー加工機用) (6)その他工場・空港・港湾・船舶 → 昇降リフト → 垂直搬送機(タワーコンベア) → 自走式整備台車 |
グループ企業 | ホクセイ工業株式会社 ・・・油圧システム事業
北川精机貿易(上海)有限公司 ・・・中国営業拠点 |
沿革 | 1957年 1月 合板機械製造・販売を目的として「株式会社寿製作所」を設立
1958年 8月 合板用ホットプレスを開発、製造・販売開始 1960年 9月 商号を「北川精機株式会社」に変更 1966年 7月 フロアーリフト、油圧エレベーターなどを開発、製造・販売開始 1982年11月 多層プリント基板成形プレスを開発、製造・販売開始 1987年 4月 大型真空積層プレス(20段プレス)を開発、製造・販売開始 1990年12月 高温複合成形用ホットプレス(最高温度600℃)を開発、製造・販売開始 1998年 6月 ジャスダック市場(JASDAQ)へ上場 2006年12月 ISO14001認証取得 2009年11月 太陽電池モジュール製造用多段真空ラミネータ装置を開発、製造・販売開始 2011年 7月 「北川精机貿易(上海)有限公司」設立 2016年 2月 熱可塑性樹脂シート成形用真空プレス装置を開発、製造・販売開始 2019年 8月 「キタガワエンジニアリング株式会社(建材機械事業)」全株式を同社へ譲渡 2022年 4月 東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、スタンダード市場に移行 |
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