王春工業株式会社

王春工業の本社がある春日井市高蔵寺町は名古屋からJR中央線でも程近く、のどかな里山が隣接しています。長久手市にできた話題のテーマパークにもアクセスが良いロケーションです。創業から95年。地元愛知県を中心とした都市計画に関わる土木工事の他、地域産業が営まれる限り発生する産業廃棄物を自然に土壌還元させる環境保全施設（最終処分場）を運営。社会基盤になくてはならないインフラをつくり、まちを守っています。また、高蔵寺町は日本がかかえる少子高齢化社会の課題を解決する、先進的モデル地区に選定されており、多様なプロジェクトが推進中。若者も高齢者も100年人生を健康で豊かに暮らせるまちづくりが進められています。

ICT土木を積極的に導入している当社。現在、取り組んでいるのが熱赤外線カメラを搭載したドローンの活用です。観測が難しいインフラや建物の老朽化をドローンで測り、未然に事故を防いだり、定期的な維持保全に役立てようという。近年多発している突然の豪雨の影響で、目に見えない亀裂や老朽化が、のり面の斜面を崩壊させるといった事故を防ぐことができます。ドローンで撮影する技術はもちろん、そのデータを専門の知識・経験のもと解析が必要なため、今回スカイアイジャパンによる研修指導（写真）とタイアップのプロジェクトを発足。地域のレジリエンス強化を図り、持続可能なまちづくりをめざしています。

地元の公共土木工事を中心とする当社の事業は、まちづくり産業でもあると考えています。先に、土木事業の防災にドローンを役立てる話をしましたが、それだけなく害獣駆除にもドローンを活用し、さらにはジビエの食材として流通させることはできないだろうか、とか・・・地元の次世代経営者や若者と共に一般社団法人フォーレサンノクラを設立し、地域の農産物でおこした酵母で発酵させた手作りパンの店「森の天然酵母ぱんフォーレ」をオープンさせたり、まちを元気にし共に持続的成長をつづける事業拡張に挑戦しています（写真：フォーレのイベントとして今年の春も、桜まつりを開催。来場者とピザ窯体験やゲームを楽しむ等、大盛況でした！）。