一九堂印刷所は、1910年の創業以来、100年を超えて培ってきた印刷における匠の技と、最先端のITデジタル技術を融合させ、製版・CTP刷版・印刷・製本・紙器加工まで社内一貫生産体制を有するユニークな印刷会社です。ゲームや音楽などのエンタ-テインメント業界で使用されるパッケージや、出版社やアパレルメーカーなどのカタログ・POP・中吊りポスター・ノベルティなど各種セールスプロモーションの企画・製作を行っています。
2020年に創業110周年を迎えた一九堂印刷所。1945年には戦後の印刷業界に先駆け、写真製版を開始し、1965年にはアメリカからLPジャケット加工機を導入するなど、常に時代の変化を捉え、新たなニーズへの対応・挑戦をし続けてきています。2000年代に入ると、化石燃料の使用を限りなく抑えた紙のパッケージの開発・製造の研究に注力。創業以来培ってきた印刷の専門技術やノウハウに加え、デジタル技術など新しい技術と設備を積極的に導入し、自社開発の製品作りにも取り組んでいます。紙100%のCDジャケット・DVDパッケージはその一例。リサイクル可能な素材を利用している環境保護に貢献する製品として、国内外のアーティストに選ばれています。
一九堂印刷所という社名は、実はエンターテインメント業界でなかなか知られた存在です。その理由は、業界に先駆けて紙100%のCDジャケットを使用し、注目を集めたのが一九堂印刷所だからです。紙製のCDジャケットが出回る前は、CDジャケットと言えばプラスチック製が主流でした。しかし、一九堂印刷所は地球環境への配慮が世界的に高まったことから、リサイクル可能な素材を用いた紙100%のCDジャケットの研究に注力。現在では、CDジャケットに留まらず、映像やゲームなどのパッケージに当社の製品が使用されています。
一九堂印刷所が主に扱っている製品は、エンターテインメント業界のCDやDVDなどのパッケージやポスターなど、いわば特殊な製品群です。そんな製品に「面白そう」「自分も関わりたい」という想いを持ち、集まった社員たちは、それぞれ個性的。音楽・ゲーム・映像をはじめ、文房具やカレンダーなど、自分が好きなことに対してこだわりがあり、ものづくりが好きな人が多いため、細かい作業や短納期、多品種、高品質な物にも対応しているのが当社の特徴です。また、人材育成にも注力。職種ごとの専門性を高める各課の勉強会を随時実施し、社員の知見を高める場を多く設けるなど、社員の成長を後押しています!
事業内容 | パッケージ・各種紙製品の企画・印刷・加工
商業宣伝材料の製販・印刷・加工 オンラインショップの運営 |
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設立 | 1989年9月(創業:1910年) |
資本金 | 3000万円 |
従業員数 | 115名(2023年3月現在) |
売上高 | 28億4200万円(2022年度実績) |
代表者 | 取締役社長 岩尾 純一 |
事業所 | 本社/東京都中央区築地1-9-5
東京工場/東京都江東区平野2-16-5 |
沿革 | 1910年/岩尾又喜、東京市京橋区に創業
1936年/現在地(当時の京橋区築地)にビルを新築 1965年/アメリカから最先端のLPジャケット加工機を導入 1987年/東京工場を江東区平野に開設 1989年/新社屋を現在地(中央区築地)に新築 2000年/品質保証、品質管理に関する国際規格ISO9001を取得 2001年/デジタル・パッケージ・センターを本社に開設 2004年/環境に関する国際規格であるISO14001を取得 2007年/情報セキュリティーマネージメントシステムISO27001を取得 2010年/創業100周年 2012年/MGI(デジタル印刷機)を導入 2015年/Fuji Jet Press 720S(大判デジタル印刷機)を導入 2017年/印刷産業環境優良工場が日本印刷産業連合会奨励賞を受賞 2019年/UVシルクホットホイルラインを導入 (インライン箔押し) |
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