宗教法人太宰府天満宮

「学問の神様」として親しまれる菅原道真公（天神さま）は、その誠実なお人柄、様々な苦難を乗り越えられたご生涯から「至誠・厄除けの神様」として、また漢詩、和歌、書の道に秀でられていたことから「文化・芸術の神様」として古くから信仰を集めています。菅原道真公の御墓所の上に創建された太宰府天満宮は、その聖地として1100年以上の悠久の時の中で大切に守り伝えられて来たものを、さらに100年、1000年後の未来へと受け継いで行きます。境内は、6000本の梅、樹齢1500年とも言われる大樟をはじめとする100本以上の樟、桜、花菖蒲、紫陽花、菊など、四季折々の自然に彩られ１年を通して祭事、催しなどへ多くの方をお迎えしています。

1350年以上前、地方で最大の役所である大宰府が設置され、九州の統治・国防・外交の役割を持ったことから、大宰府はアジアの玄関口として、古くから文化が流入してきました。現在、「天神さま」をお祀りする全国約12,000社の総本宮と称される太宰府天満宮へは、全国から多くの参拝者や観光客（旅行者）が訪れる中、アジア諸国をはじめとする海外の方にも多く訪れていただいて来ました。これからもアジアの学問の神様として、海外の方にも魅力を発信し文化・歴史の発信拠点として取り組んで参ります。

私たちは一般的な企業や事業所とは違いますので、利益やサービスを追い求める競争や、営業のノルマなどは一切ありません。また、年間約1000万人の参拝者を笑顔でお迎えし、皆様の願い事と幸せを心よりお祈りし、元気にお帰りいただくために、職員一人ひとりが明るく気持ち良い職場環境づくりを心がけています。具体的な奉仕内容としては、参拝者の応対、神楽（巫女舞）の奉納などがありますが、あわせて神社の歴史、神道についての知識はもちろん、日本人女性として相応しい身だしなみや作法も学んでいます。さらに神社という古くから受け継がれる伝統や信仰のもとで、日本人の豊かな精神、文化に触れることができます。