株式会社小俣組

当社は1922年に第一歩を踏み出し、関東大震災後のインフラ整備で地元横浜などの復興に努めながら、長い年月をかけ、地域や行政とのパイプを繋いできた100年企業です。市民ギャラリーや県立病院などの公共施設や民間受託の建築工事は、2021年末時点で1,330件の実績。また、時代のニーズを敏感にとらえ、2004年より参入した介護事業では、現在、首都圏に10カ所の有料老人ホームを運営するまでになりました。建設と介護という、まったく性質の異なる2事業を柱に、両事業に共通する「より豊かな生活環境を創造する」というテーマをビジョンに掲げ、多くのお客様に貢献できる存在であり続けられるよう、全社一丸となって努めています。

100年を超える当社の歴史の過程には、時に苦労や困難もありました。そのたびに地域の方や仲間に助けられて成長できたありがたい経験から、当社には「人」を何よりも大切にする精神が醸成されています。依頼をくださるお客様や日頃から連携するスタッフはもちろん、もっとも身近な社員に対しても同様です。残業時間の削減や休日数の増加を推進し、子育て世代の時短勤務や育休取得率アップにも重点的に取り組んでいます。また、キャリアアップのための資格取得に向けた勉強会も実施。さらに、趣味を応援する野球やフットサル、釣り、マラソンなど、多彩なクラブ活動もあるなど、みんなが健やかに仕事に励める環境を多角的に整えています。

いつも「事業を通じて社会に貢献したい」という想いを抱き、2012年には横浜型地域貢献企業にも認定されている当社。創業100周年を記念した「100th ANNIVERSARY PROJECT」では、より具体的な地域貢献活動に取り組んでいます。その1つが近隣の小学生とのコラボレーションによる校内中庭（テラス）のリノベーション。たくさんの子どもたちのアイディアからみんなが「コレ！」と思う設計図を選び、廃材なども用いながら実作業まで協同し、新しい快適空間を作り上げました。子どもたちに建築や環境問題などに興味関心を持ってもらう、良い機会になったと自負しており、こうした形で地域にご恩返しができたことは当社にとって大きな喜びです。