株式会社 拓工

写真は愛知県にある“太陽の排水機場”で、１２市町村の人々の生活と、１万ヘクタールの肥沃な農地を守っています。国の事業で、当社の技術者が設計し、地元の高校生が『輝く太陽と踊る魚達』を描きました。土木事業の中で当社の技術者は設計という一部分にしか関与しませんが、完成物は“技術者の創造力の結晶で、自分が“生きた証”です。写真の様に派手さは無くても、自分が設計した道路・橋や水路などが至る所で地域の人々の生活を支えています。ベテラン技術者曰く、「若い頃は『俺が設計した道路だ』と恋人に自慢し、子供達には『あの橋はお父さんが設計した』と誇り、今は『おじいちゃんが設計した公園に行こう』と孫と遊びたい。」

入社後は設計部に所属し、先輩の指導や社外の技術研修で土木設計の基礎を学びます。簡単なパーツの設計から始め、複合的な設計へ進み、知識と経験を蓄えて、技術士補や1級土木施工管理技士の取得を目指します。３０代になるとRCCMの資格を取得して、全ての設計工程を一人で担いキャリアを積みます。この頃には自分が設計した構造物が地図に載ります。３０代後半には、担当する専門分野も決まり、エキスパートとして技術士の資格取得を目指します。以降、自分の専門性を高める為の自己研鑽が続きます。社業に必要な資格取得には、受験や研修の費用は会社が負担します。特に、技術士やＲＣＣＭ等の上位資格には報奨金や月次手当が支給されます。

当社は官公庁から土木設計業務を受注して、大半を社内で製作しています。設計をはじめ測量・地質調査・建築設計・補償業務・ＩＴ業務を取り揃え、事業の計画から完了までの全工程をワンストップで対応しています。特に、農業分野の排水機場や用排水路の設計実績は県内有数で、豊富な経験と技術に裏打ちされた信頼により、将来的にも安定した受注が期待できると考えます。また、現在は道路や橋などの老朽化に伴い、補修・維持管理の業務が増加していて、当社も積極的に取り組んでいます。今後は、民間企業との取引拡大や、営業エリアの拡大を図り、更なる安定的な営業基盤を確保して、業績の拡大を目指していきます。