株式会社まつもとコーポレーション

当社の主力業務である施工管理。土木、建築、設備と分野は違っても携わる仕事は同じです。工事の品質を高めるために、現場で作業を行う数多くの業者の方とのコミュニケーションが重要になります。同時に、社内においても工事を支える多職種の社員同士の連携が欠かせません。当社では現場で技術を習得するOJTを強化すべく、令和２年よりメンタリング制度を導入しました。入社3年以内の社員が歳の近い先輩社員に、一対一で相談できる場を設けています。また社員の新たなスキル習得を支援すべく、2022年4月より、リスキリングのサポート制度を導入しました。

当社では「デジタル化に優れた建設会社」を目標に掲げ、IT化による生産性の向上と、労働環境改善への取り組みの一つとして、本社フロアのフリーアドレス化を実施しました。白を基調としたインテリアの広いワンフロアとなっており、。静かに音楽が流れるなか、その日の気分に合わせて業務を行うことができます。また、目の疲労を少しでも軽減するために、視認性の良い大型のPCディスプレイを設置。疲れたら一息つけるカフェスペースも設けました。営業終了後、本社の外壁にはライトアップやサイネージを投影。地域に賑わいを、という思いを込めています。

瀬戸内海にはかつて、複雑な海流を読み、その機動力で周辺海域の制海権を握っていた塩飽水軍（しわくすいぐん）という一族がおり、卓越した造船技術を持つ船大工集団を抱えていました。当社の創業者・松本吉平は、中四国・近畿などの名だたる寺社仏閣を手がけた塩飽大工の気風を受け継ぐ棟梁を父にもち、自らも棟梁として生業を建てました。建設会社のルーツとしては、少し珍しい成り立ちの当社では、建築工事・土木工事のほか、国宝・吉備津神社の保存修理工事など日本建築の工事も担当。綿々と受け継いできた技術でそれに応えてきました。今後もその伝統を守りつつ、時代に合わせたイノベーションにも取り組んできたいと思っています。