福島県沿岸部のほぼ中央に位置する大熊町。東日本大震災での東京電力福島第一原子力発電所の事故による全住民避難から10年以上が経ち、復興の道を少しずつ歩んできています。豊かな自然に恵まれた私たちの故郷を取り戻すため、町の職員と町民が一丸となって取り組んでいる最中です。
大熊町では、2011年3月11日に起きた東日本大震災に起因する原発事故を受け、11,501名の町民全員が避難を余儀なくされました。その2年後、復興の加速を図るため「大熊町まちづくりビジョン」を策定。2019年には大川原地区や中屋敷地区で、翌年にはJR大野駅周辺と県立大野病院敷地等で避難指示が解除となりました。「人が立ち入れなかった町」であった大熊町は、一歩一歩、確実に歩みを進めています。しかし、これらは町の復興事業全体から見れば、足がかりにすぎません。多くの課題が残されており、特に移住・定住の促進は今後の重要ミッションです。私たちは、これからの町の魅力をつくり、一緒に発信できる方を求めています。
2021年の夏に、東日本大震災の被災地の特産物を宇宙に打ち上げる東北復興宇宙ミッションが行われました。大熊町からは、町を代表する「おもてなし」であるひまわりの種が宇宙へと旅立ち、無事帰還。その後、種は大川原地区にて花を咲かせ、受け継がれています。またこの年は、大学生が町の復興課題に解決案を提案する「ハチドリプロジェクト」の第1回目も開催。「フェスが花を咲かせる町」や「自衛隊式防災キャンプ」といった、福島そして大熊町ならではのアイディアが出されました。今後は学生たちと町が一緒になって、提案の実現化を目指していきます。大熊町から宇宙へ、そして未来へ。多彩なプロジェクトで町を盛り上げています。
震災から10年以上が経ち、大熊町は数々の困難をくぐり抜けながら、ゆっくりと、着実に前に進んできました。2022年に完成したインキュベーションセンターでは大熊町で起業したい若者が集まり日々事業を生み出しています。今年秋には、0-15歳までシームレスに学ぶことのできる新しい教育施設「学び舎ゆめの森」も完成し、大野駅前の大熊町産業交流施設整備も着工。今、町の景色は大きく変化しようとしています。多様なニーズにきめ細かく応えながら、大熊町のこれまでを取り戻し、さらに未来をつくる仲間が、今、大熊町には必要です。ゼロからイチをつくり上げる未来の新しい町づくりへの挑戦を、一緒に取り組んでくれる方をお待ちしています!
事業内容 | ◆大熊町の町政運営および町民生活に関わる業務等全般 |
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設立 | 1954年11月 |
資本金 | なし |
従業員数 | 170名(2021年4月時点) |
売上高 | なし |
代表者 | 町長 吉田 淳 |
事業所 | 【本庁舎】
福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平1717 【会津若松出張所】福島県会津若松市インター西111 【いわき出張所】福島県いわき市好間町下好間字鬼越18 【中通り連絡事務所】福島県郡山市希望ヶ丘11-10 |
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