新庄信用金庫

みなさんは社会の中で信用金庫がどのような役割を担っているか、銀行との違いは何なのかをご存じでしょうか。信用金庫とは地域の相互扶助を目的とした金融機関であり、主に中小企業や個人のお客さまを対象に金融サービスを提供しています。お客さまの利益を最優先し、お預かりした資金は地域の発展に活かされます。一方、銀行の組織形態は「株式会社」であり、株主の利益を優先し、地域や企業規模を限定せずに取引を行っています。双方にはこんな違いがあり、地域コーディネーターという役割を担っているのが信用金庫なのです。2023年に100周年を迎えた新庄信用金庫は、これからも地域の頼れるパートナーとして歩んでいきたいと考えています。

地域で信頼を寄せられる存在になるために、私たちは新たな取り組みにも力を入れています。2019年に『新庄まちづくりファンド』を設立し、新庄市の市街地や周辺にある空き家・空き店舗を活用するリノベーション活動を資金面で支援しました。2021年からは当金庫以外の信用金庫との広域連携プロジェクトを開始。外出がままならず、自宅で過ごす方々が旅行気分を味わえるように、地域の魅力をオンライン発信しました。そして、この2つの取り組みにより、地域の課題解決に貢献したことが認められ、地域活性化しんきん運動・優秀賞を受賞。ほかにも、観光客誘致を目的とした城下町・新庄の観光周遊コンテンツ整備などを通して地域に貢献しています。

地域貢献や地域活性化を重んじる当金庫には、志高く、思いやりにあふれた人材が集います。そんな職員たちを応援したいと、研修・教育の機会を豊富に提供。職員は皆、「お客さまの役に立ちたい！」との想いで業務にたずさわり、より専門的かつ的確な提案をするために融資やローンなど金融知識の習得に努めています。また、私服での勤務も行っており、肩の凝らない親しみやすい対応がお客さまから好評です。思いやりあふれるやりとりは職員間でも自然となされており、手が空いた職員は、忙しそうな同僚に「手伝うよ」と声をかけてサポート。助け合い、支え合える風土が働きやすい環境を生み、和やかで活気あふれる職場の雰囲気を醸成しています。