廣川ホールディングス株式会社

創業１００年。扱っているのは、パッケージだけ？いいえ、違います。スイーツやパン、惣菜などの食品を包む『食品パッケージ』、化粧品・日用品・雑貨などの製品を守る『包装資材』、ノベルティや雑誌付録、イベントグッズなどの『プロモーショングッズ』…日常生活になくてはならない商品を手掛けています。私たちは単に顧客の要望に沿った「モノをつくる」のではなく、顧客が抱える問題を解決するために顧客よりも商品のことを深く理解し、商品の魅せ方を考え、課題解決に臨みます。製造現場から流通、売り場での展開までを想定した提案を行うことで、ぴったり！な形を消費者に届ける。それがパッケージ×プロモーションを扱う我々の使命です。

優れたオーダーメイドの服はピッタリと身体に馴染み、着ていることさえ感じさせません。私たちが作るパッケージも同じ。商品が引き立つのに最適な「ぴったり！」を日々追求しています。例えば、当時まだ注目度の低かったコンビニのケーキ。洋菓子店に劣らないその魅力をパッケージで表現できないかと考えました。そして、様々なパッケージを検証し企画したのが「トレイの底面に傾斜をつける」という方法。従来の平らな底面では、中身が安定せず倒れてしまう。そこで、あえて傾斜をつけることで中身を安定させ、高級感溢れる美しいパッケージへ一変させました。今では定番の形として世に出ているモノ、それらは実は私たちが手掛けた製品なのです。

当社は1916年創業以降、世界恐慌やバブル崩壊、リーマンショックといった様々な金融危機に左右されることはありませんでした。現在も無借金経営で自己資本比率も80％超と安定した財務体質を維持しており、新事業への投資や社内インフラの整備に加え、業務効率化に向けた取り組みも積極的に行っています。また、”時流にのって背伸びせず、日頃から努力を重ねて着実に進め”という教え、「在平素（ざいへいそ）」を経営哲学に掲げ、廣川独自のビジネスモデルを作り上げています。