信州名鉄運輸株式会社

長野県内の各地に支店や営業所、倉庫などの拠点を構え、地域に密着した物流事業を展開する当社。東京や名古屋、大阪にも拠点を設けているほか、名鉄運輸グループの一員としてグループ力を活かし、長野県から全国への輸送に対応しています。当社は物流の中でも、メーカーと商社、小売事業者をつなぐBtoB（企業間取引）の流通を担っています。食品・飲料、日用雑貨品、家電製品、書籍・雑誌、サニタリー製品、宝石などの貴重品、工業製品、化学原料といった幅広い種類の荷物の輸送・保管を行っていることも特徴。中でも取り扱いが多いのは食品・飲料や日用雑貨品で、人々の暮らしを支える事業を営んでいるともいえます。

昨今、当社が力を入れているのは荷主企業の物流業務の効率化のための3PLです。3PLとは、荷役企業から第三者が物流業務を包括的に受託し、効率的な物流システムを構築するもの。当社でもお客様に合わせたオーダーメイドの提案を行い、輸送や倉庫での保管、流通加工サービスや情報システムなどをワンストップで提供しています。たとえば、長野県に生産拠点を構えるメーカーのケースでは、全国向け物流業務を一括で受託。メーカーから当社の物流拠点まで製品を輸送した後、納期や輸送量に応じて、特積み輸送や貸切輸送などの手段を選択しています。お客様は物流業務の効率化を図れるほか、人材を生産や販売に集中できるという利点も生まれます。

当社は安全や輸送品質への取り組みにより、お客様から信頼いただいていることも強みです。当社では、安全や高い輸送品質を物流サービスの基盤として、最重要課題と捉えています。たとえば、乗務前後のドライバーの対面点呼の際には法令によるアルコールチェックのほか、ロボット点呼による顔写真の保存、血圧・体温計測定を実施。点呼内容の充実を図ることで、輸送の安全性を高めています。また、ドライブレコーダーやデジタルタコグラフなどのIT機器の導入推進により、安全運転を行える環境を強化するとともに、輸送業務の効率化を実現。このほかには荷主企業や協力会社との連携により、品質会議を開催しています。