“日本のエネルギー問題に「原子燃料サイクル」という答えを出す”
◆私たちは、原子力発電所で用いる燃料をリサイクルする再処理事業を中核とした、「原子燃料サイクル」を担う“国内唯一”の国策民営会社です。
◆エネルギー資源が乏しいわが国で、準国産エネルギーを生み出すことでエネルギー自給率を向上させ、かつ、脱炭素社会を実現する。我々の存在意義もそこにあります。
エネルギー資源の乏しいわが国が、これからも持続的発展を遂げるためには、エネルギーの長期安定確保が必要です。安全を最優先に、世界最先端の技術を駆使して、ウラン資源をリサイクルし、エネルギーを有効利用する。私たちは、原子燃料サイクルの中核を担う「国内唯一の民間事業者」として”ゆるがない使命感”と”ゆるぎない技術力”で、わが国のエネルギーの安定供給に貢献してまいります。
わが国は、エネルギー自給率の向上と地球温暖化防止という大きな課題を抱えています。原子力発電で使用するウラン燃料は、再処理を行えば繰り返して使用可能なので、準国産エネルギーとしてエネルギー自給率の向上に貢献します。また、再処理を行うことで、廃棄物量および質の低減を図ることが可能です。さらに原子力発電は発電時に二酸化炭素を排出しないため、原子力エネルギーの利用は地球温暖化防止にも貢献しています。日本原燃は、世界最先端の技術を駆使して、わが国のエネルギーの安全保障向上と環境保全に取組んでいます。
ウランの濃縮事業では新型機の開発・製造を、低レベル放射性廃棄物の埋設事業では比較的放射性レベルの高い低レベル放射性廃棄物を処分する施設の開発・設計を、使用済燃料の再処理事業では、国内では商業用として唯一の工場の操業に向けた準備を進め、混合酸化物燃料(MOX燃料)製造事業においては製造工場建設中です。 世界でも数少ない原子燃料サイクル施設は、今それぞれが重要な局面を迎えており、その課題克服に日々挑戦し続けています。
使命、企業理念 | <使命>
原子燃料サイクルを確立し、新たなエネルギーを生み出して、未来を切り拓く。 <企業理念> 私たちは働く仲間と地域を大切にし、世界最高の技術へ挑戦して「世界の六ヶ所」を目指します。 |
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事業内容 | 「原子燃料サイクル」に関係する事業のうち、中心的役割となる下記事業に取り組んでいます。
◆ウラン濃縮 天然ウランに含まれているウラン235はわずかに0.7%程度ですが、これを3~5%まで濃縮し、原子力発電所の燃料として使えるようにします。 ◆使用済燃料の再処理 原子力発電所等から生ずる使用済燃料の中には、燃え残りのウランと新しくできたプルトニウムがあり、これらを化学的に分離・回収します。(使用済燃料を再び使うために処理をする工場であることから「再処理」といいます。) ◆混合酸化物燃料(MOX燃料)の製造 再処理工場で取り出されたウラン・プルトニウム混合酸化物粉末を原料に、軽水炉用MOX(Mixed Oxide)燃料に加工します。 ◆高レベル放射性廃棄物の貯蔵管理 再処理の際に発生する廃液をガラスに混ぜ合わせたものを特殊な容器に密封し、冷却のため貯蔵します。 ◆低レベル放射性廃棄物の埋設 原子力発電所で発生する低レベル放射性廃棄物について、厳しい安全基準に基づき、埋設・管理を行います。 |
仕事の概要 | 【技術総合職】
各事業に応じ、以下の業務を担っていただきます。 ◆ウラン濃縮 ・ウラン濃縮事業の事業計画・品質保証 ・ウラン濃縮工場の運転・保守 ・新型遠心機の設計・製造・組立 等 ◆使用済燃料の再処理 ・再処理事業の事業計画・品質保証 ・再処理施設の運転・保守 ・保守・補修技術の開発 ・新増設施設の設計・建設 等 ◆混合酸化物燃料(MOX燃料)の製造 ・MOX燃料製造事業の事業計画・品質保証 ・MOX燃料工場の設計・建設 ・MOX燃料製造技術等の研究 等 ◆高レベル放射性廃棄物の貯蔵管理 ・廃棄体の受入れ・検査 ・高レベル放射性廃棄物の貯蔵 等 ◆低レベル放射性廃棄物の埋設 ・埋設事業の事業計画・品質保証 ・廃棄体の受入れ・検査・埋設 ・廃棄物埋設施設の設計・安全評価、技術開発 等 【事務総合職】 ◆経営企画 ◆立地広報・報道対応 ◆法務・総務 ◆人事・労務 ◆経理・原価管理 ◆資材・契約 ◆国際業務 等 |
社員の様子など | ◆チャレンジングな社員
幅広い知識が求められる原子燃料サイクル事業。それゆえ、入社後に自己啓発として、東京大学大学院(専門職)や東北大学大学院(修士・博士課程)に修学し、より高度なスキル獲得を目指す社員をはじめ、各種資格取得のための社外セミナー受講など、向上心旺盛な社員がたくさんいます。当社ではそんなチャレンジングな社員を応援する制度も充実しています。 ◆家族的な雰囲気 当社のチームワークの良さ。その理由は全社員が「原子燃料サイクル」の確立というひとつの目標のもと一丸となっていること、および当社の家族的雰囲気かもしれません。当社では各種スポーツ系や文化系の同好会を通じた交流をはじめ、全社スポーツ大会やスキー旅行などイベントが盛りだくさんです。また、若手社員同士のイベントサークル活動や、地域の方をご招待する夏祭りなど、いろいろなところでアットホームな交流が盛んに行われています。 ◆自然・地域とともに 豊かな自然と人とのふれあい。そんな中で新たな発見があった社員も少なくありません。スキー、釣り、登山、キャンプ、温泉巡りに興味を持った社員をはじめ、地域行事やボランティアへの参加、あるいは新たなスポーツへの挑戦など、この恵まれた環境で、それぞれの生活をおおいに楽しんでいます。 |
設立 | 1992年7月1日
日本原燃サ-ビス株式会社(1980年3月1日設立)と日本原燃産業株式会社(1985年3月1日)が合併し発足 |
資本金 | 4,000億円 |
従業員数 | 3,075人(2023年4月1日時点) |
平均年齢 | 38.0歳(2023年4月1日時点) |
平均勤続年数 | 14.8年(2022年度実績) |
代表者 | 代表取締役社長 増田 尚宏 |
事業所 | ◆本社・再処理事業所
青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字沖付4番地108 ◆濃縮・埋設事業所 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字野附504番地22 ◆青森地域共生本社 青森県青森市新町二丁目2番11号 東奥日報新町ビル ◆東京支社 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 日比谷国際ビル |
売上高 | 190,100(百万円)2022年度
186,027(百万円)2021年度 186,747(百万円)2020年度 |
経常利益又は経常損失(△) | 4,407(百万円)2022年度
6,354(百万円)2021年度 4,941(百万円)2020年度 |
株主構成 | 全国9電力会社、日本原子力発電株式会社、その他74社 |
関係会社 | (株)ジェイテック、日本原燃分析(株)、(株)青森原燃テクノロジーセンター、日本複合材料(株)、むつ小川原原燃興産(株)、六ヶ所原燃警備(株)、六ヶ所げんねん企画(株)、げんねんワークサポート(株) |
沿革 | 1980年 日本原燃サービス株式会社(再処理事業)発足
1984年 青森県および六ヶ所村に原子燃料サイクル3施設の立地申し入れ 1985年 日本原燃産業株式会社(濃縮・埋設事業)発足 青森県知事、六ヶ所村長が原子燃料サイクル3施設の立地受け入れを回答 1992年 ウラン濃縮工場操業開始 日本原燃サービス株式会社と日本原燃産業株式会社が合併し 「日本原燃株式会社(略称JNFL)」発足 低レベル放射性廃棄物埋設センター 操業開始 1993年 再処理工場 着工 1995年 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター 操業開始 2000年 MOX燃料加工事業に関する事業主体表明 2001年 再処理工場 通水作動試験開始 2002年 再処理工場 化学試験開始 2004年 再処理工場 ウラン試験開始 2006年 再処理工場 アクティブ試験開始 2010年 MOX燃料工場 着工 |
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