北日本精機株式会社

北日本精機が本社を構える北海道・芦別はかつて石炭の生産地として栄えましたが、炭鉱事業の衰退により町から主産業がなくなる危機に陥っていました。そうした背景から、札幌でベアリング商社を経営していた創業者・小林英一は「お世話になったこの地域に新たな産業と雇用を生み出したい」と一念発起し、ベアリングメーカー“北日本精機”が誕生しました。当時、大手の席巻によりベアリング市場は既に飽和状態だったため、「海外への販路拡大」、「小型、極小に絞り込んだ生産」に目を向け、大手メーカーの参入が難しいニッチな分野において事業は大きく成長。創業から50年、北海道が世界に誇るグローバルメーカーへと変貌を遂げています。

当社で製造しているベアリングとは、機械の回転する部分に使われる精密部品で、医療機器やパソコン、自動車、家電製品などに使われており、世界中の人々の生活になくてはならないものです。弊社が誇る “EZOベアリング”はその品質の高さから世界中の名だたる企業の製品に使用されております。BtoB企業である弊社グループは、世界30か国以上に販売網を展開し、海外での売り上げ比率は70%以上を誇ります。ベアリングは、今後より加速していくといわれている、「AI」「IoT」社会になくてはならない精密部品。世の中に必要な通信・医療・ロボティクス・ICT（情報通信技術）機器などの次世代技術を北海道発のものづくりメーカーが支えていきます。

より良い製品作りをしていくためには、ものづくりに携わる人を大切にすることが最も重要だと考えています。幹部候補の育成のため、様々なキャリア研修が充実している他、OJT研修を通して先輩社員からも手厚い指導が受けられます。また、「良く働き、良く休むこと」がより良い製品を生み出すという想いから、1日の就労時間は7時間半に設定。休日・休暇や福利厚生を充実させ、お盆、年末には大型連休もあります。マイホームが欲しい人向けに安く土地を提供する制度もあり、長く安定してワークライフバランスを考えた働き方を実現。今後はより働きやすい環境作りを推進していきます。