これが私の仕事 |
総合病院の回復期で作業療法を行っています。 私は回復期病棟の患者さんに対してリハビリを行っています。入院される患者さんは、病気をされて食事や着替えなどの生活動作に介助が必要になる方や、仕事の復帰が難しい方が多いです。その為、リハビリでは一人で生活動作が行えるようにや、仕事復帰ができるように機能訓練(運動や机上課題)や生活動作練習、自宅の環境調整、自助具の選定などを行っていきます。その中で、私が患者さんに関わる上で大切にしていることは、今後の目標を決める際は患者本人・家族とともに目標を決定し、そこに向かって患者さん自身も積極的にリハビリできるように環境作りを行うように心がけています。そして、私が一番やりがいを感じるのは、退院後に怪我なく過ごせていることや無事に仕事復帰したことの報告を受けると作業療法として関われて良かったと嬉しく思います。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
作業活動の提供が入院生活の楽しみや他者との関わりにつながった。 入職して2年目に担当した患者さんで、自主トレで座位保持時間延長目的で作業活動(折り紙でまりを作る)を提供しました。開始時の座位保持時間は20~30分程度で腰痛がでてしまいすぐに横になっていました。その方は元々の趣味はなかった為、リハビリ室にて飾られている作品や本等をみてもらい、興味が出てきたものをやってみることにしました。その後、始めは作業活動に消極的でしたが、本などを見ていくと積極的に自ら作業の選択をするようになっていきました。選んだ作品は難易度調整しながら進めていくと、声かけ・介助なしで行えるようになり、病棟でも一人でできるようになっていました。これにより、座位保持は1時間以上可能となり、また周囲の患者さんとも多く関わりを持つようになっていました。作業療法士として作業の大切さを実感した一例です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
リハビリスタッフ同士の仲が良く、分からないことはすぐに聞ける。 私が就職活動で重要視することは、働いている方が私や患者さんに対して、話し方や対応の仕方が明るく丁寧であるかに着目しています。職業的に、他部署や他部門の方とチームアプローチをするため、スタッフ同士はコミュニケーションが取りやすい環境かが重要ではないかと考えています。そこで、当院に就職するきっかけになったのは、見学をした際に案内してくれた方やスタッフの方が丁寧で親切に接して下さったのが大きいと思います。 |
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これまでのキャリア |
一般病棟、障害者病棟、回復期病棟のリハビリを1~5年目まで。6年目からは回復期病棟のリハビリの担当になる。 |