新日本特機株式会社

私たちは、2020年に設立50周年を迎えました。この間、オーダーメイドの試験機の設計・製造に特化し、自動車メーカーから信頼を得ながら、安定した経営・財務基盤を築いてきました。しかし、そこに安住するのではなく、将来に向かって活発に動いていかなければならないと考えています。近年、電気自動車が普及を始め、燃料電池（水素）自動車が登場するとともに、電子化・IT化が進むなど自動車業界は転換期を迎えています。そうした状況に対応していくため、、社員一人ひとりが新たなチャレンジを行う気持ちを持ちながら、新しい感覚をもった若手が、そのセンスや発想を活かせる環境づくりを進めることで、次代を築いていきたいと思っています。

私たちが製造しているのは、自動車・バイクの車体や部品の安全性・機能性・快適性を計測する試験機です。お客様は国内大手自動車メーカー。1970年の設立当初から一貫してお客さまの現場に寄り添い、提案から製造・保守までを自社で行う生産体制により、オーダーメイドでご要望にお応えしてきました。ブレーキの性能試験に使われるブレーキテスターでは、国内でトップクラスの普及シェアを誇っているほか、業界内でもいち早く試験の自動制御技術や、天候状態を再現する温湿度制御ルームを導入。サポート部門も設置し、迅速な対応で信頼を重ねています。今後も試験機をとおして安全で快適な車社会の実現に貢献していきます。

お客さまの声を直接聴き、その要望に沿った製品を自社で設計・製造して提供する。製品の一部ではなく、自らのアイデアを盛り込みながら製品全体の設計に携わり、それが実際に形になるまでを社内で見届けられるのが、当社の設計職の魅力です。自分の仕事に対するお客さまの評価も、直接耳にすることができ、仕事のモチベーションも得られます。また、製造の過程では社内外の関係者とコミュニケーションを図りながら、一つのモノをつくりあげていきます。毎日同じことの繰り返しで、誰かに動かされるのではなく、自分で考え、時には人を巻き込みながら仕事を動かしていくことができるので、製品が完成を迎えた時の達成感もひとしおです。