◯●◯機械化・自動化は介護でどこまで可能か◯●◯
生産年齢人口の急激な減少により、これからは全ての産業において機械化・自動化を進めていくことが求められます。
今までの省力化(人にかかる負担を減らしていく)ではなく、これから求められているのは省人化(機械化することで人手そのものを減らしていく)なのです。
例えばスーパーのレジで商品のバーコードを読み込むことは人間が行いますが、支払いは支払機で行うというのは省力化の例ですが、ユニクロのレジのように機械のレジだけで人間そのものがいないというのが省人化です。
タクシーやバス、トラック輸送なども自動運転が進化していくことにより、無人化してくでしょう。
実際に中国やアメリカでは無人タクシーがすでに営業していますし、日本でも高速道路を使ったトラックの自動運行の話が出てきています。
また企業における問い合わせもAIによる自動応答化が進んでいます。
テレビのニュースなどもAIが読み上げているニュースがテレビで放映されるようになりました。
Amazonの配達でもドローンを使った自動配送がアメリカで実験されていますし、今後、色々な分野で機械化・自動化による省人化が進んでいくでしょう。
しかし、介護の業界でどこまで機械化・自動化は可能なのでしょうか。
確かに記録などの周辺業務についてはできる限りの機械化・自動化は必要でしょう。
しかし業務の根幹をなす部分についての機械化・自動化は難しいと思います。
介護という仕事はまさに人が人のお世話をする仕事であり、ロボットがそれを代替するにはまだまだ時間が必要です。
ドラえもんや鉄腕アトムが登場するにはまだ100年という時間が必要でしょう。
医療と介護は最も省人化が難しい分野なのです。
※次のトップメッセージは、「介護分野の生産性向上とは」を掲載します!