これが私の仕事 |
薬物動態の専門家として医薬品の基礎研究から国外承認取得まで幅広く関わる 新医薬品の創出に向けた研究開発において、私は薬物動態研究に取り組んでいます。薬物動態研究では、投与された化合物の体内での挙動(吸収・分布・代謝・排泄など)を評価することによって、ヒトでの薬効や毒性の発現予測に繋がる重要な知見を集めます。生体試料や実験動物などを用いた非臨床試験を基に実験データを蓄積し、臨床試験の実施や医薬品の承認申請などに向けた資料を作成しています。また、試験実施を国内外の施設に委託することもあり、それら試験計画の立案や進捗管理なども行っております。さらに、国内で既承認の医薬品について、国外での承認取得に向けたプロジェクトに参画しており、英語での書類作成や会議などの業務を通じて、世界に向けた新医薬品の創出に貢献できていることを実感しています。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
米国研究拠点KSIで新しい研究領域へ挑戦、学術論文を投稿 現在興和では米国ボストンにハーバードメディカルスクールとの共同研究拠点KSI(Kowa Science Institute)を有しています。KSIは心血管疾患の新規創薬標的および治療戦略の発見と発展を目的とし、興和の研究員をKSIに派遣して共同研究に取り組んでいます。私は入社2年目にKSIに研究出向するチャンスを掴み、プロテオミクス研究に従事しました。当時の私には新しい研究領域への挑戦でしたが、世界最先端の研究は魅力に溢れており研究に没頭しました。研究成果が纏まった段階で、論文投稿の話を頂きました。学術論文執筆には独特の慣習があり、また、自分の力不足もあり、思った様に進まず苦労しましたが、上長のカナダ人女性や同僚の韓国人男性の協力のもと困難を乗り越え、投稿論文が専門誌に受理された際には、科学の発展に貢献できた喜びが湧きました。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
自分の個性に合う会社を志望して興和に入社、チャレンジを続けています 私は薬物動態研究職を志望しており、製薬企業の中でも世界に向けた新医薬品の創出に貢献でき、仕事を個人の裁量に任せてもらえる会社を希望していました。また、いつも前向きに、諦めずにチャレンジし続けることが自分の個性であると思っており、興和の説明会や選考を通じて、自分の個性と興和の社風が合うことを何となく感じていました。そして、興和から最初に内定を得ましたので、興和で新しいことに挑戦したいと考えて入社を決めました。興和はリバロやパルモディアなど医薬品のグローバル展開を積極的に行っており、KSIへの研究出向にもチャレンジできるなど入社後も入社前のイメージとあまりギャップを感じませんでした。また、興和では薬物動態の基礎から臨床研究まで一貫して1つのテーマに携わることができ、大きなやりがいを感じています。 |
|
これまでのキャリア |
入社後に東京創薬研究所薬物動態研究部に配属。入社2年目にKSIへ研究出向。4年間の研究出向を通じて学術論文を投稿。帰国後、薬物動態研究部へ。現在、研究出向の成果を基に、大学院での論文博士の取得に挑戦中。 |