業種 |
半導体・電子部品・その他
自動車/化学/輸送機器/機械 |
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本社 |
東京
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残り採用予定数 |
10名(更新日:2024/10/25)
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直近の説明会・面接 |
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航空宇宙産業や半導体、自動車、医療など最先端の分野において、
シール製品など、高い技術力が必要なものを研究・開発・製造している会社です。
1907年の創業以来100年以上にわたり、三菱マテリアルグループの一員として、
人類がもう一歩新しい世界へ踏み出すための大きな仕事にチャレンジしています。
当社には、宇宙へ行くだけでなく、帰ってこれる技術力も持っています。小惑星イトカワに着陸し、サンプル資料を回収した小惑星探査機「はやぶさ」。そのはやぶさの部品に、当社の「Oリング」が使用されました。「シール」という、簡単にいえば液体や気体の漏れを防ぐ部材です。地球帰還時の大気圏突入時は、外気温が2万℃にものぼります。はやぶさはバラバラになりましたが、サンプルはしっかり守り抜きました。その他にも、2014年に打ち上げられた「はやぶさ2」、JAXAと三菱重工が開発し、30回以上も打ち上げられている「H2Aロケット」、国産初のジェット旅客機など、航空宇宙産業の中でも、最先端の分野の技術を手がけています。
箕島製作所では、Oリングなどのシール製品、樹脂製品、電波対策材料等を、尼崎事業所では光ファイバなどの開発を行っています。また尼崎事業所のR&Dセンターでは、すべての製品に関わる各種材料の研究を行なっています。お客様からのオーダーの中には「世の中に存在しない技術や部品」もあります。そういうときは文献をイチから調べたり、他社製品のリバースエンジニアリング(分解し構造を研究する)を行うなど、地道な下調べを行い、同時に特許の調査も行いながら、少しずつ自分たちのものにしていきます。最先端の開発環境と、スタッフの技術者としてのプロ意識が、新製品を生み出すのです。
技術者たちの集まりですが、1人ひとりがバラバラに研究開発しているわけではなく、基本は数名でチームを組み仕事をします。年次や得意な領域によって、チームの中でも役割を変えるなどして、一緒になって開発に取り組んでいます。地道な作業が続きますし、厳しい物性目標を掲げられ、限界ギリギリまで努力を強いられることも多い世界。そういった苦労やしんどさも共有できる関係性なので、スタッフ同士の仲はとても良好。誰かが困っていたら自然に助け合える風土の会社です。もちろん目標をクリアしたり、製品の量産化が決まったときなどはみんなで一緒に喜びをわかちあいます。お互いに切磋琢磨しながらスキルアップしていける環境です。
事業内容 | シール製品の製造・販売 |
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設立 | 1917年(大正6年)6月28日 |
資本金 | 80億円 |
従業員数 | 538名(2024年3月期) |
売上高 | 191億(203年3月期) |
代表者 | 田島 浩 |
事業所 | 東京支店・名古屋支店・大阪支店・箕島製作所・尼崎事業所・熊谷工場 |
ホッピング世界記録にチャレンジ | NHK総合TV「超絶 凄ワザ!」という番組で、
アメリカのプロホッピング選手ポゴ・フレッド氏に世界記録を出してもらおう という企画に挑戦しました。 空圧機器メーカーとタッグを組んで特殊なホッピングを作ったのですが、 当社の空気圧専門のエンジニア5名がチームを結成し、 ホッピング用のパッキン(シール製品)開発に取り組みました。 通常の開発業務なら、2年~3年かかるところを、 わずか1ヶ月半の開発期間しかありませんでした。 エンジニアたちは日常の業務もある中、空圧機器メーカーと協力し ホッピングの改良のために何度も実験。 工業用のパッキンを作るのとは違い、 今回は人間が動かすホッピングですから 力のかかり方が一定ではないんです。 そのため、実験中はなかなか予定していた数値に届かず 番組収録の直前まで試行錯誤を繰り返しました。 最終的にはギリギリ間に合い、番組も無事収録できました。 残念ながら世界記録には届かなかったのですが、 当社の技術力、そして一般の世界ではあまり知られていない 「シール製品」の役割・大切さを世に広めることができました。 |
小惑星探査機「はやぶさ」にも搭載されたOリング | 上記でも少しご紹介したシール製品。
流体(液体・気体・プラズマ)等を密封するため、漏れを防ぐための製品です。 その中でも、当社が開発した「Oリング」が、小惑星探査機「はやぶさ」の部品として 採用されました。「はやぶさ」は小惑星「イトカワ」に着陸し、そのサンプルを持ち帰るという 人類初の仕事を果たした探査機です。 宇宙へ行くだけでなく、サンプルを持ち帰ってくる。 2003年に打ち上げられた「はやぶさ」は、2010年に地球に帰還。 7年間も宇宙空間に滞在しました。 その間、不具合を起こさずに「はやぶさ」を支えてきたことに加え、 地球に帰ってくるには、外気温が2万℃にものぼる大気圏を突破しなければなりません。 また、着地するときの衝撃の大きさは想像を絶するものがあります。 そういった過酷な環境下で、当社のOリングはサンプルを守り抜きました。 その功績が認められて、当社は「はやぶさ」プロジェクトサポートチームの 一員として感謝状をいただきました。 さらに、この実績により製品品質が認められ、 2014年12月に打ち上げられた後継機「はやぶさ2」にも 当社のシール製品が多数採用されました。 こういった国家レベルの大きな仕事に携わることができたのも 当社の技術力と、そして技術者たちの諦めない姿勢があったからこそ。 これからも、世の中をアっと驚かせるような仕事をしていきます。 |
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