これが私の仕事 |
市場調査の情報から事業テーマを企画し、新しい事業部を立ち上げ! 注目される技術(5G通信技術や自動運転など)の動向を調査し、それらの技術を達成するために必要な材料ニーズと市場性を調査します。ニーズと市場性の調査は、新聞や調査会社の資料などの文献の情報を集めることに加え、直接それらの技術に関わる会社にヒアリングすることで実施します。文献だけでは分からないメーカーの詳細な開発状況だけでなく、いち早く業界の技術動向に対応する為さらに川下のユーザーの情報についてもヒアリングして調査をしていきます。
数々のメーカーを訪問して得られた情報を基に、材料に求められる性能や市場の成長予測を整理して、開発テーマと開発目標を設定します。そして上記の開発目標の達成に向けた研究所での材料開発と、販売を見据えた工場での量産化検討を進め、最終的に新しい収益の柱として事業部を立ち上げます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
工場で行われていた試験方法を見直し、新しい試験方法を確立! 工場に勤務していた頃、ある工程の不純物量を測定する試験方法の精度が低く、同じサンプルを複数回測定しても値が安定しないという問題がありました。私は操作手順や器具の洗浄方法、試験法の反応機構まで詳細に確認し、最終的に検出原理に問題があることを突き止めました。精度良く対象の化合物を分析できる方法を確立するために、それぞれの化合物の性質を把握する必要があり、現場の方々と力を合わせて何日もかけて1つ1つ個別に分析を重ねてデータを取得しました。最終的には分析対象の10種類の化合物を一度の試験で同時に、かつ誤差0.1%以内の精度で分析可能な試験方法を確立することができました。この成果について会社から改善報奨と、改善に関する社内報告会では最優秀賞の評価を頂くことができ、現場の方々と達成した喜びを分かち合いました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
様々な材料の素養があり、材料開発において多くの可能性を感じた! 学生の時、セラミックスを専門に、様々な材料を組み合わせた複合材料を研究していました。
異種材料の組み合わせは非常に難易度が高く苦労しましたが、様々な研究室の先生や研究機関の方々と議論を重ねて問題を解決し、研究を成功させることができました。
一人では決して成しえなかったその成功の鍵は、たくさんの方々の知見により多方面から問題にアプローチできたことにあると感じました。
そこで私は研究者として材料開発を進めるなら、会社内に多くの材料の素養があり、幅広い分野の専門家がいる会社に就職したいと思いました。
様々な会社を調べる中で、当社グループ内に『樹脂』『炭素』『セラミック』『金属』など他にはない豊富な素養を持ち合わせていることを知り、研究開発において多くの可能性を感じたため、入社を決めました。 |
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これまでのキャリア |
<入社1~3年目:工場配属>
工場の技術検討、生産管理業務
<入社3年目~4年目:研究所配属>
触媒の分析、劣化機構調査
<入社4年目~現在:本社配属・入社6年目>
新規の研究テーマ、事業テーマの探索 |