ヤクルトは、人々の健康に貢献する企業として、食品事業・国際事業・医薬品事業・化粧品事業を展開しています。全ての事業は、「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」という企業理念を基軸としています。
昭和初期、ヤクルトの創始者で医学博士の代田稔は、当時の人々の健康状態に胸を痛めていました。そこから志したのは、病気にかからないようにする「予防医学」。微生物の研究を通じ、生きたまま腸内に到達し、有益な作用をする乳酸菌の強化培養に成功し、一人でも多くの人の健康に役立てるため、1935年「ヤクルト」を発売。「予防医学」と並びヤクルトの原点をなす「健腸長寿」「誰もが手に入れられる価格で」という3つの思想“代田イズム”をもとに、食品事業、国際事業、医薬品事業、化粧品事業の4事業を展開しています。
ヤクルトの国際事業は1964年、初の海外事業所である台湾ヤクルトからスタートしました。その後、ブラジル、タイ、韓国など中南米や東南アジアに進出、1994 年以後はオランダ、ベルギー、イギリスなどの欧州さらには中国へと、世界中に販売網エリアを広げてきました。海外29事業所を中心に、日本を含む40の国と地域で販売を展開し、世界中で毎日約4,000万本のヤクルトの乳製品が愛飲されています。
ヤクルトの医薬品事業が始まったのは1975年。乳酸菌の研究から生まれた医薬品事業は、現在がん領域(オンコロジー)に特化し、「治療医学」の分野でも大きく貢献しています。その中心となるのが抗がん剤「カンプト」と「エルプラット」。どちらも大腸がんの標準治療における第一選択薬として海外でも広く承認されています。ヤクルトの医薬品事業は、今後もオンコロジー領域を中心とした「薬剤開発」、「標準治療の普及」のための情報提供活動、そしてこれらの活動を推進するための「組織の強化」、これら3つのテーマに取り組み、日本一のオンコロジーカンパニーを目指していきます。
事業内容 | 食品、医薬品、化粧品などの製造、販売、その他 |
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創業 | 昭和10年(1935年) |
設立 | 昭和30年(1955年)4月 |
資本金 | 311億1,765万円 |
従業員数 | 2836名 (2022.3)
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売上高 | 連結:4,830億7100万円
単体:1,767億8,700万円 (2023.3) |
売上構成 | 乳製品65.0%、ジュース・清涼飲料15.1%、化粧品4.2%、医薬品10.8%、その他4.9% |
業績 | 決算期(連結) 売上高 営業利益
─────────────────── 2017年3月 3,783 493 2018年3月 4,015 530 2019年3月 4,070 571 2020年3月 4,060 584 2021年3月 3,857 436 2022年3月 4,151 532 2023年3月 4,830 661 (単位:億円) |
代表者 | 代表取締役社長 成田 裕 |
従業員内訳 | 男性 女性
─────────────────── 人数 2,080名 756名 平均年齢 43歳7か月 39歳9か月 平均勤続年数 19年11か月 15年6か月 (2022.3) ※出向者、嘱託社員を含む |
事業所 | 【本店】東京(港区)
【研究所】東京(国立市) 【支店】札幌、東京(港区)、大阪、福岡 【医薬支店】札幌、埼玉、東京、名古屋、大阪、福岡 【工場】福島、茨城、湘南、富士裾野、兵庫三木、佐賀 【海外事業所】台湾、香港、タイ、韓国、フィリピン、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、ベトナム、インド、ミャンマー、広州(中国)、上海(中国)、北京(中国)、天津(中国)、無錫(中国)、アラブ首長国連邦、ブラジル、 メキシコ、アメリカ、オランダ、ベルギー、イギリス、ドイツ、オーストリア、イタリア |
関連会社 | (株)ヤクルト球団、ヤクルト商事(株)、(株)ヤクルトマテリアル ほか |
主な商品 | ●食品事業
【乳製品】 ・乳酸菌 シロタ株の商品 :ヤクルト類(Newヤクルト、Newヤクルトカロリーハーフ、ヤクルト400、ヤクルト400LT、ヤクルト1000、Y1000、ヤクルト400W等)、プレティオ、ジョア類、ソフール類 等 ・ビフィズス菌 BY株の商品 :ミルミル、ミルミルS、BF-1 等 【機能性飲料】 ・蕃爽麗茶、タフマン類(リフレッシュ、V、スーパー)、レモリア、ミルージュ類、黒酢ドリンク、きになる野菜シリーズ 等 ●化粧品事業 【基礎化粧品】 ・パラビオシリーズ、リベシィシリーズ 等 ●医薬品事業 【医療用医薬品】 ・カンプト、エルプラット(抗悪性腫瘍剤) 等 |
沿革 | 1930年 代田稔博士が人の健康に役立つ乳酸菌の強化・培養に成功
(乳酸菌 シロタ株) 1935年 乳酸菌飲料「ヤクルト」の製造・販売を開始 1940年 販売専門の「代田保護菌普及会」が各地に誕生 1955年 株式会社ヤクルト本社を設立 1963年 ヤクルト独自の婦人販売店システムを導入 1964年 初の海外事業所として、台湾ヤクルトが営業を開始 1967年 中央研究所を東京都国立市に設立 1968年 プラスチック容器による「ヤクルト」を発売 1971年 化粧品の本格販売を開始 1972年 ヤクルトレディによる「愛の訪問活動」を開始 1975年 医療用医薬品「ビオラクチスカプセル」を発売し、医薬品事業に参入 1981年 東京証券取引所市場第一部に上場指定 1986年 富士裾野工場(乳製品工場棟)完成 1994年 抗がん剤CPT-11が医薬品製造承認・発売される。 商品名「カンプト注」 1994年 「愛の訪問活動」に対し、ボランティア功労者として 厚生大臣表彰を受賞 1998年 本社10工場・子会社1工場が「総合衛生管理製造過程(HACCP)」の 承認取得 ※2001年10月全食品工場で取得完了 1998年 「ヤクルト」が「特定保健用食品」として表示を許可される 1999年 「ヤクルト400」を発売 2002年 世界初の「腸内フローラ解析システム」の完成 2003年 キリンビバレッジとの自動販売機における販売提携 2005年 抗悪性腫瘍剤「エルプラット注射用100mg」を発売 キリングループとの事業提携について合意 2006年 ヤクルト化粧品の事業ブランドを「YakultBeautiens」に変更 コーポレートスローガンが決定 「人も地球も健康に」 2008年 環境省が推進する地球温暖化防止国民運動「チームマイナス6%」に 参加 2009年 「ジョア」容器が日本パッケージングコンテストの最高賞 「ジャパンスター賞」を受賞 2010年 ビフィズス菌飲料「ミルミル」が新しくなって新登場 2010年 「ジョア」容器がアジア、世界でも優秀性が認められ、 「アジアスター賞」、「ワールドスター賞」を受賞 2010年 世界の乳製品1日平均販売本数が3,000万本を突破 2010年 ヤクルト容器の立体商標が認められる 2012年 新ブランド「三つ星 Factory」が誕生、 第一弾商品「CHOBI」を発売 2012年 ヤクルト宇宙プロジェクト”YAKULT SPACE DISCOVERY"を始動 2013年 「ヤクルトAce」を発売 2013年 「Newヤクルト」「Newヤクルトカロリーハーフ」の販売を開始 2014年 中国で無錫ヤクルト(株)を設立 2014年 「ヤクルトゴールド」を発売 2015年 ヤクルト創業80周年 岡山和気ヤクルト工場が全面稼動 2016年 新しいヤクルト中央研究所が完成 世界の乳製品1日平均販売本数が3500万本を越える 2017年 中東ヤクルト販売(株)(アラブ首長国連邦)が営業開始 国際宇宙ステーションでのプロバイオティクスの継続摂取実験開始 2018年 健康経営優良法人~ホワイト500~に認定 第2回日本サービス大賞においてヤクルトレディによる宅配サービスが「経済産業大臣 賞」を受賞 2019年 世界の乳製品1日平均販売本数が4,000万本を超える Yakult1000を発売(関東地区限定) 2020年 東京都港区海岸に本社社屋を移転 Yakult1000の販売地域を拡大 Yakult400Wを地域限定で発売 プラチナくるみんの認定を取得 2022年 Yakult1000を全国発売 Y1000を新発売 |
「安全・安心」な製品をお届けするために ~高度な品質管理と生産システム~ | 「食品の安全・安心」に対するお客さまの強い関心に応えるために、ヤクルトの食品工場では原料の仕込みから出荷まで、一貫した生産システムで商品づくりを行っています。品質管理を徹底するために「HACCP」の導入や食品安全の国際規格「ISO22000 」の認証取得など高度な品質管理・衛生管理を実現しています。また環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得するなど、高品質だけでなく環境対策にも積極的に取り組んでいます。そしてこれらの仕組みをより良いものにするため、今後も各種設備・装置の開発や技術研究を強化していきます。なお全国の工場では工場見学も行っております。商品をつくる設備や衛生管理などをお客さまに直接ご覧いただき、ヤクルトの想いや商品の理解をいただければと思います。 |
ヤクルトレディによる愛の訪問活動 | 「愛の訪問活動」は、ヤクルトレディが商品をお届けしながら、独り暮らしのお年寄りの安否を確認したり、話し相手になるという活動で、1972年から続けられています。
この活動は、福島県郡山市の一人のヤクルトレディが、誰にも看取られることなく亡くなった独り暮らしのお年寄りの話に胸を痛め、担当地域に暮らしている独り暮らしのお年寄りに自費で「ヤクルト」をお届けしたことが始まりです。 この活動に販売会社や地域の民生委員の方々が共鳴し、さらには自治体をも動かして全国的に広がっていきました。「愛の訪問活動」は、ボランティア活動に携わる方々や行政からも非常に高い評価をいただき、1991年には、経済広報センターから「優秀企業広報特別賞」を、1994年には「ボランティア功労賞」として厚生大臣(当時)の表彰を受けました。 |
採用担当メッセージ ~信頼第一~ | このたびは当社採用ページにアクセスしていただきありがとうございます。私たち採用担当は、社会人の一先輩として、新社会人を目指すみなさまの役に立ちたい、少しでも就職活動の力になりたい、ということを基本的な考えとして活動しております。初めての就職活動でそれぞれに不安や悩みをお持ちのことだと思います。そんな時にはどうぞ気軽に声をおかけください。採用担当は会社の顔という言葉をよく耳にしますが、私たちは、みなさまのサポーターとして、時にはやさしく励まし、時には厳しくアドバイスをさせていただきながら、みなさまの成長を応援いたします。
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