今回は入社三年目の私の仕事内容(採卵鶏の検査)についてお話しします。
●どんな項目を検査するのか?
養鶏場にご協力いただき、複数鶏種の鶏を飼育してもらい、特定の鶏齢時に卵を集め検査をします。
卵の検査に加えて、鶏の健康状態について検査するために、採血や体重測定なども行います。
採血や体重測定はひよこの時期から行います。
●体験談(育成鶏)
先日、孵化してから6週間が経過した鶏(育成鶏)の採血、体重測定を行いました。
育成鶏は成鶏と比べて血管が細く、採血が困難です。
特に、注射針を刺す位置が悪かったり中で針を動かしすぎたりすると
すぐに血管が傷ついてしまい、内出血につながってしまう
ので注意が必要です。
この時は先輩社員が体重測定、私が採血と分担して業務を進めていました。
採血に苦戦した結果ペースに差が出てしまい、先輩社員に手伝ってもらうことになってしまいました…。
入社1年目に、成鶏の採血は問題なくできるようになっていましたが…。
育成鶏の採血がいかに困難であるか改めて思い知らされる形となり、とてもいい経験になりました。
●検査の目的は?
これらの検査、測定の結果と前の記事でご紹介した卵質検査は、
日本でより良い成績をあげる鶏を普及させる
ためにとても大事な情報です。
また、ゲン・コーポレーションは採卵鶏を直接保有する会社ではないですが、
この検査を通じて現状の採卵鶏について学ぶことができます。
いかがでしたか?参考になれば幸いです。