初めまして。ゲン・コーポレーション技術情報部門所属のYです。
今回は入社三年目の私の仕事内容(卵質検査)についてお話しします。
●卵質検査とは?
養鶏場にご協力いただき、
複数鶏種の鶏を飼育してもらい、
特定の鶏齢時に卵を集め検査をします。
検査では、
黄身と白身の重量や黄身の色、割った時の白身の盛り上がり、卵内の不純物の混入
などの卵の内側に加え、
卵の形、重さ、卵殻の強度や厚み、殻の色
などの卵の外側も確認します。
●検査する量は?
一度の卵質検査で3~5鶏種ずつ検査するのですが、
1鶏種1回あたりの検査する卵は90個なので、
検査当日は270~450個の卵を割って検査をします。
また、割った時の白身の盛り上がりは、
産卵した日から時間の経過とともにどんどん低くなっていくため、
・産卵当日の卵
・産卵から3日経過した卵
・産卵から6日経過した卵
の3回に分けて検査をします。
●検査に要する時間は?
この検査をおよそ8週間に1回のペースで行います。
検査は専用の検査室にて行っていますが、
長いときは始業から終業まで検査室に籠りっぱなしになることもあります。
余談ですが、入社してから多くの卵を割るようになって、卵を割るのが上手くなりました。
●検査の目的は?
このデータ集計によって、卵自体の改良点を見つけていきます。
こうした改良点を解決することによって、
日本で普及される卵の質をより高める
ことに繋がります。
いかがでしたか?参考になれば幸いです。