これが私の仕事 |
科学技術の研究現場と社会をつなぐための「対話の場」を企画しています。 「科学と社会」推進部は、研究開発に携わる人たちとさまざまなステークホルダーとの対話や協働を促すことで、その成果が研究開発現場に還元されることを目指しています。私は2年前に新設されたプロジェクトチームの一員として、対話の場の企画を担当しています。
社会の変化や課題に科学技術はどう対応すべきなのか。たとえばAIや培養肉などの新しい技術は世の中をどう変え、私たちは何をすべきなのか。私のチームでは、JSTの内外の皆さんと、そういったテーマについてさまざまな切り口で議論を深める場を企画・実施しています。
JST内の他部署や、研究者、さまざまな業種の企業の方々、ファシリテーションの専門家など、日頃から多くの方と接する機会があります。社内にお手本となる事例があまりない中、手探りで一から実績を積んできました。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
初めての企画で、すべての参加者から「また参加したい」という評価を獲得。 対話の場を一から作り上げる過程で、初めて他部署と協力して実施した企画が印象に残っています。
その企画とは、若手研究者による最先端の研究を起点に発想を拡げ、研究がどのような未来社会をつくりうるのか、研究者と企業などで働く方々が文理問わず集まって議論するというもの。ビッグデータや生命科学など、さまざまなテーマを扱う研究者が8名集まって実施しました。
研究者と企業側の参加者の両方に満足してもらえる内容にできているか不安でしたが、終了後の参加者の雰囲気は明るく、満足度の高そうな表情が伺えました。「また参加したいと思いますか」という事後のアンケートの問いにも、「また参加したい」が89%、「テーマ次第で参加したい」が11%というとても良い結果に。挑戦することには意味があると実感できた大きな一歩でした。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
研究プロジェクトを運営する立場で、人と科学の接点をつくる仕事ができる。 大学の研究室で材料関連の研究を経験してきた私は、研究者と一緒に仕事をしたいという気持ちと、学生間で役割分担をして研究室を運営し、中でも私は複数の役割を掛け持ちして研究の場づくりを行っていたことから、研究すること自体よりも研究の運営に関わる仕事の方が得意だという認識を持っていました。
また、ロボット教室でのアルバイトで子供たちが目をキラキラさせて発見を楽しんでいる姿を見て、子供たちを含む社会の多くの人々と、科学との接点をつくる仕事ができる公的機関で働きたい。そんな風に思いながら就職活動を行いました。
自分で調べた限り、これらすべてを事業として有しているのはJSTのみ。学生時代に取り組んだ研究テーマを直接生かせる業界も検討しましたが、最終的には当初の想いに従ってJSTへの就職を決めました。 |
|
これまでのキャリア |
2015年4月:新卒入社(国際部 事業実施グループ)
2017年10月:「科学と社会」推進部 未来共創企画グループ ※現職 |