これが私の仕事 |
金属加工用潤滑油の研究開発をしています。 例えば、自動車には多くの金属部品が使用されていますが、それらの多くは塑性加工によって作られています。加工を行う上で必要となる「金属加工油」はお客様によって加工内容や要求性能が異なるため、要望を満たすための配合決定から評価までを試行錯誤の上で実施しています。
最近ではお客様の元に出向き、直接ニーズをお聞きする機会も増えてきました。通常はフロントとなる営業がお客様とやり取りを行いますが、私が同席することで即時に対応ができること、より深い話ができることが喜ばれています。
技術や化学物質を取り巻く環境は刻々と変化しており、日々の情報収取は欠かせません。講習会や素材メーカーさんとの会話などから新しい情報をキャッチできるように心掛けています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
一人の研究者としてお客様の課題を解決する。それが実現した時が嬉しいです お客様からの要望を満たすためにどうすれば良いのか、おそらく解決方法は一つではありません。開発方法にセオリーはあるもののマニュアル通りに実施するのではなく、自らが培った知識や経験を基に方針や処方を提案します。
例えば「性能を維持したまま引火点を上げてほしい」「環境負荷物質を含まない加工油がほしい」という要望に対し、自分で評価した新規原料の導入によって応えることができた時は嬉しいですね。一種のブレイクスルーでもあり、自分が一研究員として問題解決に関わっている実感が得られます。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
専門分野を活かせる。新しい研究対象にしたいと思いました。 学生時代、有機合成化学の研究を行っていたこともあり、就職活動では金属化学と有機化学の分野に注目をして企業研究を行っていました。
会社説明を受けた際に、取り扱っている潤滑油はその多くが金属と密接に関係しており、自分の新しい研究対象にしたいという気持ちが湧いてきました。
また、社風的にも先輩・上司と気軽にディスカッションができ、評価方法や基礎研究を提案していける自由度の高い研究方針にも惹かれました。
通常のミーティングだけではなく、意見交換会や社員が業務の改善提案を行う制度もあり、自分の意見を発信しやすい職場だと思います。そこで出た意見が実現化されるスピードが早いのも当社の魅力です。 |
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これまでのキャリア |
入社6年で技術研究所(2年間金属加工油の開発を行う)→品質保証兼技術研究所(2年間金属加工油を中心としてその他製品にも携わる)→技術研究所(現在再び金属加工油を専門として研究開発を行う) |