社会福祉法人幸寿会

当法人では利用者さんが安心して楽しく暮らしていただけるように、とことんこだわった支援を行っています。例えば、食事の際には車椅子ではなく、普通に椅子に座って食事を取っていただきます。なぜなら、姿勢を安定させることで体の調子を整え、自立した生活が送れるようになるからです。さらに排泄の際も特別な事情がない限り、トイレで普通に用を足していただきます。お風呂も浴槽の広さや深さの環境を整え、機械を使わずに入っていただきます。つまりお一人おひとりが生活の主役となるために、入所されてからも極力、今までのなじみの暮らしを続けられるように支援をしています。

長く福祉に関わってきた当法人では高齢者の介護だけに留まらず、さまざまな地域貢献を行ってきました。例えば、不登校の子供の居場所づくりのためのイベントを開催したり、学習支援施設を設置したり、地域住民の買い物支援で送迎を行ったりしています。子どもの支援においては、令和元年の「子供と家族・若者応援団表彰」において内閣府特命担当大臣表彰をいただきました。実は、これらの活動は職員の意見から生まれた企画なのです。当法人では勤続年数にかかわらず、良い意見はどんどん吸い上げ、実現に向けて応援する環境があります。誰かの笑顔になることであればどんどんチャレンジしていただければと思います。

毎年、新卒者を採用し、若い職員が活躍している当法人。職員間のきめ細やかなコミュニケーションを大切にしていて、いつも仲が良く、支え合っています。また当法人の職員は常に、ケアを行う上で大切にすべき10の方針をまとめた「ケア10か条」に基づいた行動をしており、高い意識で仕事に従事しています。「ケア10か条」はケアワーカーとしての理念や福祉に関する理解、行動力を増進し、さらに人としての成長につながるものです。だからこそ、新卒者は成長している先輩の背中を見て、自らも成長することができるのです。働きやすさという観点においては、企業内保育園があり、働くママさん、パパさんをサポートしています。