特別民間法人　日本電気計器検定所

JEMICは、電気メーターの検定を行う、経済産業省所管の公的機関。主に電気メーターの検定・検査や計測器の校正試験を行っているほか、計測技術の高精度化を目的とした基礎研究や応用開発も行っています。特に電気メーターの型式承認試験は、計量法にもとづき、JEMICだけが担っている分野です。また、電力電力量の国家標準器を保有し、産業用の高電圧・大電流の検査・校正にも対応しています。このように中立で公的な立場だからこそできる厳正な検定と、専門機関として培った高い技術力とノウハウがJEMICの特徴。「電気をはかる」プロ集団として計測器の正しさを守り、電気を使う方々の安心・安全を守っています。

私たちの仕事は、実はみなさんの生活に密接に関係しています。ご家庭に設置されている電気メーターはJEMICが検定したものです。正しく電気使用量が計れるか私たちが検定し、厳正な基準をクリアしたものに検定ラベルをつけて、多くのご家庭に設置されています。真夏の炎天下でも、凍えるような極寒の気候でも、正しい電気料金が請求できているのは私たちの仕事があるからなのです。その他の計測機器については「校正試験」を行っています。「正しく測る」というのは、様々な技術研究や製品開発において欠かせない前提条件。「100％の信頼性」が保たれて初めて、研究開発が前進できます。私たちの仕事は、技術革新や産業の発展も支えています。

「定年まで働く」ということが非常に身近な職場なため、人材育成も焦らず長期スパンで考えています。入所してから１か月間の初任者研修、その半年後に行うフォローアップ研修を行いつつ1年かけて基本的な仕事の流れを学び、2～3年かけて知識を深めていきます。年次に関係なく技能研修や階層別研修、海外研修など、学びの機会も豊富。温和でまじめな性格の先輩が多く、丁寧に教えてくれるので安心です。また、男女ともに育休取得実績があり、復帰率は100％。世の中が女性の活躍に注力するよりもずっと前から多くの女性職員が産休育休を経てキャリアを継続しており、男女共に長く活躍できる風土が根付いています。