株式会社明治座

創業150年の歴史を持つ明治座で上演される演目は多岐に渡ります。歌舞伎、新派、新国劇、映画スターや歌手の公演、近年では映画・ドラマ・アニメ作品の舞台化など、それぞれの時代に求められてきた俳優や演目を上演し、幅広い年代のお客様に親しまれてきました。公演内容のみならず、幕間には職人の手による幕の内弁当や、売店でのショッピング、ロビーに飾られた日本画の数々、そして終演後は喫茶コーナーでのティータイム。色々なことを劇場の中で体験できることが明治座の強みです。世の中が大きく変わり娯楽の多様化が進む中、既存の考え方にとらわれず、常に新しい挑戦をしてゆきながらこれからも大勢のお客様に感動を届けてゆきます。

お客様はどのような公演を観たいのか？どのような内容だと喜んでもらえるか？時代とともに変化し続けるニーズに応えるため、常にアンテナを張り巡らせ、情報を分析し、公演を企画・制作します。そしてより多くの人に宣伝し、チケットを販売します。各部門がそれぞれの仕事を担当していますが、より多くのお客様にお越しいただける「良いお芝居」を提供するためには各部門が連携する必要があります。公演のスケジュールは1年半先まで作られています。１つの公演の企画から千穐楽まで、時に社員の個性がぶつかりながらも、協力しながら仕事を進めています。もちろん、千穐楽を迎えたら終わりではありません。反省点を次につなげることも大切です。

演劇興行の他に明治座の事業の柱の１つとなるのが料飲事業。美味しいお弁当やお料理をお客様にご提供しております。もともとは幕間に劇場内の食堂でお召し上がりいただいていたお弁当を「ぜひ、うちにも届けてほしい」というお客様のお声からケータリングサービスが始まりました。冠婚葬祭の場や企業のパーティーなど、人の集まる場にお料理をお届けするほか、最近は百貨店でのお弁当の販売も行っております。劇場では、演目の内容に合わせたお弁当や、出演されている役者さんとコラボしたプロデュース弁当も企画・販売することもあります。「明治座のお弁当は美味しい」と評判で、食の分野でもお客様にお楽しみいただいております。