今日は当社の施工実績の中から、
みどり市立笠懸西小学校 をご紹介します。
この小学校は、教科書でおなじみの岩宿遺跡も近い、里山に抱かれた田園と住宅が混在する
立地に作られました。
建物の内装材や手すり、外装材やテラスの再生木ウッドデッキなどには、みどり市産のスギが
使われていて、「木材利用推進中央協議会会長賞」を受賞しています!
建設に携わった小崎所長のコメント
■ 地元の木材を使用するにあたっては、農林組合と連携を図り、綿密に打合せを
しました。
また再生木加工などの加工品を製作する上では、各メーカーと連携し段取りを
調整しました。木材には傷がつきやすいので、その辺りにも細心の注意を払い
ました。
地元の木材を使うことで、児童や地域の方が親しみをもって使っていただける
校舎になったと思います。
■ 小学校は災害時に避難所として使えるように作られています。大きな体育館の上
には太陽光パネルを設置し、蓄電池設備も備えています。
避難所ではトイレが問題になりますが、ここではプールの水や雨水を活用し、
断水時も利用可能な節水型トイレを導入しました。そのために、体育館とプールが
隣接しています。
■ 校舎と体育館をつなぐ空間である「みどりプラザ」は、透明性のある屋根で、明るい
半屋外です。普段は児童の居場所となっていますが、災害時は炊き出しや配給
スペースの利用を想定しています。
■ 現場は自分の子どものようなものなので、小学校が出来上がった時は、愛情を
かけて育てて成人したなあという感じがしました。
開校してから何回か行きましたが、児童が楽しそうにしている様子を見ると嬉しく
なります。
この工事に限らず、建物が出来上がった時には、この仕事のやりがいを感じます。
地図に、自分が携わった建物の名前が載っているのを見るのも喜びです。
■ この建物が出来上がってから、小学校の学区内で、家の新築が増えていると
聞きました。
子育て世帯が、この小学校に子どもを通わせたいということで、引っ越してくる
方がいらっしゃるそうです。
学校を作ることで、子どもが健やかに育ち、そして地域も育っていくのだと感じ
ました。