皆さん、こんにちは
第一製造部でくず餅製造を担当している千葉です。
宜しくお願いします。
さて、前回くず餅について「湯がき」という工程について書いていきましたが、今回は次工程である「布敷」「あたり」について書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
第四段階・布敷 第五段階・あたり
前回、「生地作り」について書きましたが今回は次工程である「布敷」について書いてみたいと思います。
布敷とはセイロに布を敷く作業の事です。
生地をセイロに流し込むのですが、そのままですと生地が漏れてしまいますので、布を敷くことによってそれを防ぎます。
セイロはベルトコンベアに乗って流れていきますので、それについていけないとダメで、そしてきちんと敷けていないと形が悪くなってしまいますので、1つ1つ丁寧に作業する必要があります。
我々製造部では「布敷検定」といって、布敷の実力を等級分けしてるくらいです。
そして、セイロに布が敷かれ生地が充填されるといよいよ蒸し機に入ります。出てきた「くず餅」を「触感」により出来具合を判断します。
これを「あたり」と呼んでいます。
くず餅の蒸し具合を判断するときは、蒸す時間が短いのか長いのか、または水分中の澱粉量が多いのか少ないのか、さらには原料の配合が悪いのかというようにたくさんの判断材料があります。我々はこれを「指先」で判断します。
これは、くず餅を作る全工程の中で一番難しいといっても過言ではありません。
くず餅造りは一人ではできませんが、ここで失敗するとすべての作業が台無しとなってしまいます。毎日が真剣勝負です。
難しい作業だからこそ、一番やりがいのある仕事でもあります!
ご拝読、ありがとうございました。