繊維機械、工作機械関連機器の機械メーカーです。1909年の創業以来、技術革新に取り組み、60以上の国や地域に時代のニーズに応じた製品を提供してきました。2008年にはこれまで培ってきた技術力をもとに、カーボン素材の加工機械であるコンポジット機械の領域に進出し、自動成形装置などを手掛けています。さらに2018年からは、ロボットを利用した生産自動化システム設計の事業を展開するなど、事業領域を拡大しています。
「われわれはつねに最高の品質をめざし社会に貢献する」を社是に掲げる当社。社是の実現に向けて、時代のニーズに応じた高い品質の製品を提供するため、新しい技術の開発に取り組んできました。「強い津田駒でありたい」という想いを持ち、繊維機械や工作機械関連機器の分野で、業界を牽引する存在でありたいと考えています。当社は創業以来110年の歴史があり、蓄積された技術力や人材が資源であり、変革する社会への対応力も強みとなっています。また、社是をもとに社員が行動するための道しるべとなるように、「ツダコマ倫理規範」や「ツダコマ行動規範」などを「信頼ハンドブック」にまとめました。
SDGsの取り組みの一環として、環境配慮製品の開を行っています。繊維機械事業の主力製品は、空気噴射による織機のエアジェットルームや、水噴射による織機のウォータジェットルーム、糊付け機のサイジングマシン。エアジェットルームでは、メインノズルの形状の最適化など省エネ技術の向上により、電気消費量の削減を実現しました。工作機械関連事業では、工作機械に搭載される角度割出装置のNC円テーブルやマシンデバイスが主力製品です。世界に先駆けてNC円テーブルに、ギヤと鋼球でモータから回転テーブルに動力を伝える駆動方式を採用。高速化・効率化による加工時間の短縮を図り、電力消費量の削減に貢献しました。
2014年に経済産業省の「グローバルニッチ企業100選」に選出されたことに裏付けされるように、当社は高度な機械・電子技術の集積により、世界トップクラスの品質を持つ繊維機械を開発しています。特殊な技術やノウハウを保有し、繊維を製品化するためのジェットルームやサイジングマシンといった繊維機械業界において、新規参入を困難にしているという優位性があります。基本性能はもとより、AIを活用した製織支援を行う「ウィーブ・ナビゲーション・システム」など、先端分野の電子制御技術の開発にも取り組んできました。今後も世界的な人口増加に伴う成長が期待されている繊維産業で、トップブランドを目指していきます。
事業内容 | ■繊維機械の開発・製造
■工作機械関連機器の開発・製造 ■コンポジット機械の開発・製造 ■生産自動化システム設計 ■鋳造 |
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設立 | 1939年12月(創業:1909年3月) |
資本金 | 123億1,654万円 |
従業員数 | 838名(2022年11月現在) |
売上高 | 311億8,900万円(22年度実績) |
代表者 | 代表取締役社長兼C00 山田 茂生 |
事業所 | 本社・工場/石川県金沢市野町5丁目18番18号
野々市工場/石川県野々市市粟田5丁目100番地 松任工場/石川県白山市宮永市町500番 |
関連会社 | 共和電機工業株式会社
ツダコマ・ゼネラル・サービス株式会社 ツダコマテクノサポート株式会社 株式会社T-Tech Japan ふぁみーゆツダコマ株式会社 津田駒機械設備(上海)有限公司 津田駒機械製造(常熟)有限公司 TSUDAKOMA SERVICE INDIA PRIVATE LIMITED TSUDAKOMA Europe s.r.l. |
沿革 | 1909年:
金沢助九郎町で津田駒次郎工場創業 1911年: 生産増加に対応するため、津田駒次郎工場を茨木町に移転 1933年: 津田駒次郎工場を増泉町(現在地の野町)に移転 1934年: 津田駒次郎工場の構内に鋳造工場完成 1936年: 資本金30万円で合資会社津田駒次郎会社設立 1937年: 工作機械用機器の開発に着手(インデックスの開発始まる) 1939年: 資本金250万円に増資し、津田駒工業株式会社に改組 1943年: 海軍工廠の要請で、本社で航空エンジン用燃料噴射ポンプ部品生産 倉庫精練株式会社と共同出資による興国工業株式会社で弾丸製造 1945年: 戦災を避けるために工場設備を現:宝達志水町の志雄撚糸工場に移す 食料難に対応するため、手動式製粉機を生産(1947年までに22万個販売) 1946年: 織機・ドビー機・撚糸機などの生産再開 1949年: 津田駒神社建立 1952年: 関連会社27社による第3機器協同組合を創立 1956年: 鋳造プラント全面操業開始 1961年: LMD型自動織機増産のため、第2組立工場完成 東京証券取引所・大阪証券取引所第2部上場 共和電機工業株式会社設立 1962年: 本社第2工場竣工(精密機械加工のための恒温工場) 1964年: 技術センター 完成 1968年: 東証・大証1部に指定替え 1970年: 本社第1工場改修により織機生産一貫工場となる 1971年: 鋳物工場として松任工場稼動開始 1976年: ツダコマ・ゼネラル・サービス株式会社設立 1978年: ジェットルーム生産月産150台体制に アメリカ・テクマテックス社にショールーム開設 1981年: NC円テーブル組立加工を行う第3工場完成 1982年: 海外駐在員制度を開始 1983年: ジェットルーム月産400台体制へ 資本金を32億6,700万円に増資 1985年: 新本社ビル完成 1988年: 資本金78億4,700万円に増資 1989年: 創業80周年に伴い、新ロゴマークを制定 1990年: 塗装工場として本社第4工場完成 ジェットルーム月産1,000台体制確立 1991年: 工作機械用機器新工場として野々市工機工場稼動 1992年: 準備機組立工場として本社第5工場大改修 1998年: 工作機械用機器に関して、品質マネジメントシステム「ISO9001」認証取得 2002年: 津田駒機械設備(上海)有限公司 設立 本社工場が品質マネジメントシステム「ISO9001」認証取得 2005年: 松任工場で水平割抜き枠造型機FCMXライン稼動 2006年: 全社で環境マネジメントシステム「ISO14001」認証取得 ツダコマテクノサポート株式会社設立 2008年: 準備機械販売子会社として株式会社T-Tech Japan設立 2009年: 新規事業部(現:コンポジット機械部)設置 2010年: 津田駒機械製造(常熟)有限公司設立 2011年: 野々市工場第3工場棟完成 松任工場が品質マネジメントシステム「ISO900」1認証取得 TSUDAKOMA SERVICE INDIA PRIVATE LIMITED設立 ふぁみーゆツダコマ株式会社設立 2012年: 野々市工場が航空宇宙品質マネジメントシステム「EN9100」認証取得 2014年: 経済産業省グローバルニッチトップ企業100選に選定 2018年: ロボットシステムインテグレーション事業(TRI)開始 2019年: 創業110周年に伴い、津田駒神社大改修 健康企業を宣言 2020年: TSUDAKOMA Europe s.r.l.設立 |
社是 | われわれはつねに最高の品質をめざし社会に貢献する |
企業ホームページ | https://www.tsudakoma.co.jp/company/info/index.html |
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