これが私の仕事 |
心理の立場から子どもを「見立て」、支援に繋げる 子ども家庭センターの相談対応課では、虐待、非行、発達相談など、子どもに関わるさまざまな相談を受け、必要な支援を行っています。それぞれに応じた支援を組み立てるため、心理職は心理検査や面接を行い、発達や愛着、トラウマの視点から子どもの状態を理解、把握して支援等の見通しをもつ「見立て」を行います。そして、その見立てを基に子どもに心理教育などの心理的な支援を行ったり、子どもや保護者に助言をしたりします。必要に応じて、関係機関と見立てを共有し、環境調整をしたり、医療に繋げたりすることもあります。出会う子どもたちは育ってきた家庭背景や持っている能力、性格も異なるので、子どもの数だけ見立てがあり、支援があります。日々心理職としての専門性を磨きながら、一人ひとりとしっかりと向き合っていくことが求められます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
私たちが関わる中で、子どもに変化が生まれること 子どもやその家族を支援するという仕事には明確なゴールがなく、どれだけ長く関わっていても、全てが解決するということはないように思います。ただ、私たちが必死に向き合い、支援を続けていくと、どんな子どもでも表情、言葉、考え方、行動など、何かしらに変化が現れます。少しずつ雰囲気や顔つきが柔らかくなる子もいれば、それまで溜まっていた不満やしんどさを一気に吐き出す子もいます。良い変化に見えることばかりではなく、良くない変化のように見えることもありますが、どれも子どもたちの成長・回復の一歩になります。変化が生まれる瞬間がある度に、この仕事へのやりがいを感じています。また、一緒に支援をしている社会福祉職・保健師職などとともにチームでこの変化を共有できることも醍醐味の一つです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
説明会で話をされた先輩に魅力を感じて 福祉分野での心理の仕事に興味があったため、さまざまな福祉領域を経験する機会のある大阪府の心理職は選択肢の一つとして考えていました。そのため説明会にも参加をしたのですが、そこで話をされていた先輩が大阪府を選ぶ決め手となりました。その先輩は自分がめざす心理職の像にとても近く、実際に「こんなふうになりたい」「こんな人たちと働きたい」と感じることができたからです。また、その先輩が周りの職員方からも信頼され、活躍されている姿を目にしたことで、自分がめざす心理職という仕事が職場から必要とされていることを実感できたことも大きかったです。誰と、どんな風に働いていくのかを決め手に就職先を選ぶことができたので、働き始めてからの理想と現実のギャップも少なかったように思います。 |
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これまでのキャリア |
子どもライフサポートセンター(3年間)→ 子ども家庭センター(現職1年目) |