有限会社広東

当社が運営する旅館「竹楽亭」は、広々とした敷地に広がる、ぜいたくな温泉旅館です。熊本地震の際は大きなダメージを受けましたが、2017年に全面リニューアル。全室離れ、露天風呂付きの宿に生まれ変わりました。離れの宿「みな和」は、水辺に浮かぶ神楽殿が印象的な、古民家風のお宿。離れのお部屋には、露天風呂と内風呂が付いています。阿蘇で過ごす時間を特別なものにしていただけるよう、1日にお泊りいただくお客さまの数を限定。「竹楽亭」は14組、「みな和」は10組までとさせていただいています。料理にもこだわり、お料理やサラダバー、ご飯などには、地元産の旬の食材を、ふんだんに使用しています。

フロント、配膳、調理など、旅館の仕事はそれぞれ独立しているように見えて、実は巧みに連携しています。チェックインからチェックアウトまで、お客さまのお迎え、夕食時の調理・接客、地域情報の提供など多岐にわたる仕事があるほか、それ以外の時間には館内の清掃、料理の仕込み、従業員研修などを実施。滞在されるお客さまにゆったりした時間を満喫していただき、南阿蘇の自然を心から楽しんでいただけるよう、スタッフ全員、情報を共有しながら自己研さんに励んでいます。旅館業の仕事で一番うれしい瞬間は、お客さまから「また来るね」と声を掛けていただくときです。私たちにしかできないホスピタリティを、みんなで追求しています。

当社は「フラットな組織づくり」を提唱し、日頃からコミュニケーションを重視しています。お互いに積極的に声を掛けるように心がけているため、自分の意見を出しやすい風土です。新しいことにチャレンジする社風で、その実例の一つが「竹あかりファンド」の推進。熊本地震では大きな被害を受けましたが、自らの力で「地域の復興」に向けて努力しています。具体的には、「竹楽亭」の屋号にもなっている「竹」を活かした「日本的な美しさ」を発信。インターネット上で寄付を募り、地元の大学生などの協力を得ながら、竹をキーワードにした「竹あかり」の設置や、竹林・庭園の整備、竹をテーマとするワークショップの開催などをおこなっています。