横浜冷凍株式会社

冷蔵倉庫事業はお客様からお預かりした商品を適切な温度帯で保管・管理する役割。入荷した貨物のチェックやフォークリフトを使った貨物の管理などのオペレーション業務からスタートし、ゆくゆくは営業や保税業務、事業所の統括などを担当します。また、輸出入の申告書の作成や関税の納付手続きなど、通関業務を代行する役割を担っています。食品販売事業は食品メーカーや商社などのお客様からのニーズをもとに、国内外から原料品を買い付けて販売する商社としての役割を担います。調達力を活かして新たな食材を提案することもあります。

冷蔵倉庫事業では、水産物や畜産物、農産物の産地や消費地、交通の要所を中心に、冷蔵倉庫の新設を進めていき、2024年3月現在、国内に52拠点、タイに5拠点を構えるまでになりました。ヨコレイは冷蔵倉庫で自然対流冷却方式を採用する大手では希少な企業。貨物に直接冷風が当たりにくく、長期間の保管でも冷却むらや冷凍焼けによる品質の低下が起こりにくいのが特徴です。また、高いレベルの品質管理を行うため、倉庫内のオペレーションは自社社員で実施していることも特徴。「横浜みらいHRD」などの研修施設で研修を実施しているほか、貨物の取り扱いや配置などに関する蓄積されたノウハウをOJTでベテラン社員から受け継いでいます。

食品販売事業では、食品メーカーや仲卸業者などのニーズをもとに、国内外の生産地・生産者の選定から、仕入れ、販売までを担っています。タイ・バンコクでの子会社の設立や水産物専門商社などとの資本提携を通じて、海外展開のための基盤を構築してきました。国内の主要都市の消費地型営業所では、東南アジアや北南米、北欧などの海外ネットワークも活用して、消費地のニーズに応じた食材を供給。国内外の水産物や農産物、畜産物の産地に構える産地型営業所では、生産から販売まで関わることで品質の高い食材の安定的な供給量の確保を実現しています。海外の例では、ノルウェーでサーモントラウト、マレーシアでエビの養殖などを展開しています。