多野東部森林組合

私たちの生活に決して欠かすことができない“木材”。当組合ではそんな森林資源を守るために造林や間伐等の林業を通して森林の持つ公益的な機能の保全及び活用の推進に努めています。組合員様に森林経営や林業技術に関する情報を提供する指導部門、木材を市場へ供給する販売部門、所有者に代わり森林を整備する森林整備部門とそれぞれの観点から組合員様に充実したサービスを届けることが私たちの役目。今後も自然との共存を図りながら地域森林の適正管理に向けて尽力していきます。

林業は常に森林や山といった大自然と共にある仕事です。皆さんが普段目にする山々の景色も雄大な自然が織りなしているように思えますが、実は人の手が入っているんです。手入れの行き届いていない森林は木々が密集し、十分な光が当たらず枯れてしまったり、土砂崩れ等の災害が起きやすい土壌になってしまいます。だからこそ、人の手で山林をキレイで豊かに保つことが重要なんです。森を活かし、森と生きる未来を考える。それが私たちの仕事です。

林業の魅力は、自然の移り変わりを肌で感じられることです。光、風、雨など、状況の変化に応じて、いつも見ている場所でもまったく違って見えることがあります。大小さまざまな変化を感じるたびに、心が動かされます。木が倒れると、音がやまびこのように返ってくる感覚も個人的には好きですね。自然を相手にする仕事なので、人から直接感謝を伝えられることはないですが、私達が山林を管理することで防災やインフラに影響を与えています。陰ながら山を守る存在という使命感がありますね。職場の雰囲気は、見て覚えろという古風な指導はせず、基本から応用まで丁寧に教えてくれます。若い人も多く、和気あいあいとしているところも魅力です。