自分の能力を評価しようとするとき、多くの人は何を基準とするでしょうか。
学生には、中間試験や期末試験といった定期的なテストがありますが、社会人にはありません。
テストがないこと自体は非常に喜ばしいことなのですが、自分が以前と比べどれほど進歩したのか、判断基準がないのでわからりづらいです。
自分がどれだけ成長したのかを自分自身で確認できるようになると、
その対象が趣味であっても仕事であってもやる気になります。
筋トレを趣味としている人にその魅力を尋ねると、結構な割合で
「目に見えて成長がわかるから」という答えを聞きます。
鏡を見るだけではっきりと成長を実感できるというのは、それだけで魅力的で
人をやる気にさせるのではないかと思います。
私は仕事の能力においての「鏡を見る」(成長の確認方法)として、読書を利用しています。
自分が学習したい分野についてネット調べてみると、名著とされている本がいくつかヒットすると思います。
それらの本は、学習を始めたばかりの人にとっては敷居が高く、内容的にも難しいです。
おそらく理解できないと思います。学習の役にはたたないはずです。
でも、実際に内容を読んでみてわからなさ具合を確認しておくと、後々成長度の確認に活用できます。少し前までは理解できなかった本を読めるようになったとき、成長の実感と仕事に対する意欲を得ることができます。
読んだ本の内容を実際に仕事に活かしていくにはさらに努力や工夫が必要ですが、
モチベーションを維持することには大きく貢献してくれると思います。
技術関連の知識は、すぐに仕事で使える場合が多いので、勉強するメリットを感じやすいです。
難易度的に難しすぎず、すぐに役に立つおすすめは、
『リーダブルコード』(Dustin Boswell、Trevor Foucher 著、角 征典 訳)です。
入社前に購入したときはさっぱり理解できませんでしたが、学習を進めていくと比較的早い段階でわかるようになってくると思います。
それでいて、実際に使いこなせるようになるのは相当難しいのですが。
よければ参考にしてみてください。
2018年入社 H.O