これが私の仕事 |
泥臭い「編集」 書籍編集部で、主に海外のノンフィクションの書籍の編集に従事しています。具体的には、まずは自分で企画を立て、それが承認され次第、翻訳者への依頼、カバーデザインの発注、原稿の確認と修正、刊行前後のプロモーションに関する交渉といった作業を繰り返しています。地味で地道で忍耐力を求められる仕事ですし、落ち込むこともないわけではありません。早く返信がほしいメールほど返ってきません。自分も自分で時々信じられないようなミスをします。でも、完成した本を手に取った瞬間に嫌なことなど何ひとつなかったような気がしてきます。やりがいのある仕事であることは間違いないと思います。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
やってみるまでわからない 後述のように僕は元々ノンフィクションの編集を志望しておらず、かつ文系の人間として生きてきたので、そこそこ苦労がありました。今でも鮮明に覚えているのが、入社して2ヶ月目に「〇〇くん、素粒子物理学の本をやってみましょう! 1週間後までに資料をまとめてください!」と上司からお願いされた時のことです。無理です!!!!! と叫びそうになりました。小声で言ったかもしれません。ただ、その時めちゃめちゃ頑張って勉強したこと、そしてその成果を認めてもらったことが今に繋がっていると思います。仕事を通じて自分の知見と世界を広げることができるのが、編集者という仕事の魅力のひとつではないでしょうか。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
浮気者! もともと早川書房のSFのファンであり、なかんずく中国語圏のSFを非常に愛好していたので、そういった本の編集に携わりたいと考え、それを面接で訴え続けて入社しました(馬伯庸は世界最高の作家なので、みなさん今すぐ『両京十五日』を読みましょう)。
が、配属先はノンフィクションの担当部署。最初はびっくりしましたが、やってみると案外おもしろく、先輩方の強く優しいバックアップも大変ありがたい限りで、うーむ、最近では一生ここでもいいかな、とまで考えている始末。浮気性ですね。
単なる「おもしろい本を出しているから好き」が、少しずつ「社員の適性を見て、おもしろい本を出せる環境を整えてくれるから好き」に変わりつつある気がします。 |
|
これまでのキャリア |
2022年4月に新卒採用で入社しました。学生時代は古代文字の研究をしていましたが、どう考えてもその能力を活かせる会社はこの世に存在しなかったので、なんとか自分にもできそうなことを考え出し、現在に至ります。 |