※画像 全4回シリーズ!読むと発達障害児支援の勉強になってしまう!
インタビューの筈なのに、論文をよんでいる気分になるのはなぜ?
そして丁寧でわかりやすい文章。だから長い!
発達障害児支援を独自の切り口で実行する施設長。
しかしこの突っ込みどころ満載の筋肉は何?その謎は今後の画像キャプションにて。
Q.施設の特色をおしえてください。
A..ADHDや自閉症スペクトラムといった発達障がいを有する小学生が通ってきています。
発達障がいを、『感覚運動や認知にかかわる発達のバランスが独特で、
一般的な社会生活環境と生活体験からは効率的に情報を取り込んで
適応に向けて学習することがむずかしい状態像』と位置づけ、
子どもたちがお互いにかかわり合いながらさまざまな課題に取り組む、
グループならではの活動を通じて発達のバランスを整えるきっかけづくりに取り組んでいます。
[自分のカラダとココロを理解する]⇒[自分をモノサシとして他人を理解する]⇒
[自分と他人とのかかわり合いを理解する]⇒
[かかわり合いの理解を身近な集団から一般的な社会まで広げていく]、
といった発達のおおまかな流れに沿って課題を組み立てています。
発達のアンバランスさゆえに、学校をはじめとする集団場面での過ごし方や
ふるまい方の学習にむずかしさを抱える子どもたちが、
個人の感覚と運動をしっかりと確かめることから、
だんだんとペアやチーム、グループで協力する課題へとステップアップしていきます。
「楽しい」、「面白い」、「うれしい」といった心地よい感情を引き出し、
子どもたち自身が課題の『目的』と『目標』を見つけて意欲的に取り組める課題づくりを心がけ、
スムーズに取り組めるようサポートしています。
グループ活動を通じて子どもたちの発達の特徴への理解を深め、
今現在の子どもたち自身ではどうにもコントロールしようがない、
現時点での限界を見すえて、社会生活を円滑に送るために必要なサポート(合理的配慮)を
ご家庭や学校に提案することも重要な業務のひとつです。
保護者相談や本人相談のほか、教育委員会との連携の下、
市内の小中学校の巡回相談にも取り組んでいます。
(原文ママ)