社会福祉法人いずみの苑

利用者さんは一人ひとり個性があり、考え方も異なります。そのため、どなたにも同じサービスを提供していては、「こんな風に生きたい」「こんな風に元気になりたい」という想いに応えることはできません。そこで当法人では、まず利用者さんがどのような考え方を持っていて、どのような生活をしてこられたのかを知ることを大事にしています。また、利用者さんが抱える葛藤・孤独感・不安など、さまざまな想いを理解することにも努めているのです。介護現場で当たり前のサービスを提供するだけではなく、利用者さんそれぞれが持つ「その人らしさ」を大切に。入職するみなさんにも、利用者さんの立場に立ったケアを心がけてほしいと思っています。

緑豊かな田園地帯の中にある「いずみの苑」。特別養護老人ホームやケアハウスなどの入居施設のほかにも、短期入所生活介護事業所・居宅介護支援事業所・米子市淀江地域包括支援センターといった地域福祉を支える関連施設を運営していることが特徴です。すべての施設・事業所が一つの大きな敷地の中にあり、グループホーム以外の建物は渡り廊下でつながっています。全施設で天然温泉を利用していることも特徴で、快適な環境・設備を求めて県外からも多数の入居希望の声をいただいているのです。また、特別養護老人ホーム内には大きな交流スペースがあり、各施設の利用者さんが集まって行事を開いたり、地域の方と交流を図ったりしています。

福祉サービスの提供にあたっては、「利用者さんのために頑張りたい」といった気持ちや思いやりの心を持つことが非常に重要だと私たちは考えています。その一方で、知識・技術がともなっていなければ、満足のいくサービスを提供できないことも事実です。そこで当法人では、職員の知識・技術の向上や資格取得に関するバックアップ制度を整えています。職員たちは、働きながら介護福祉士の資格を取得したり、ケアマネジャーを目指したりと、前向きな姿勢で成長を続けているところです。そのほか、仕事と育児の両立についても支援している当法人。事業所内保育所に子どもを預けながら、正職員として働き続けている先輩もいるのです。