伊藤製缶工業株式会社

設計や溶接、施工管理などには必要な資格がありますが、当社は教育訓練計画を毎年作成し、資格取得を奨励しています。もちろん、資格取得費用はすべて会社が負担。また、資格取得奨励のほかにも、外部で開催される各種セミナーへの参加も積極的に行っています。そのほか、個々のキャリアビジョンを明確に示すことで目標を持って技術向上に励んでもらえるよう配慮しています。入社1、2年目は、部長や先輩を補佐することで当社の業務を基礎から習得。3～5年後には、一人で一連の業務をこなせることを目指します。6～10年後は技術営業部の次世代リーダー候補として昇進し、将来的に管理職として活躍できるよう、会社全体でサポートしていきます。

法令により、圧力容器は第一種圧力容器、小型圧力容器、第二種圧力容器、簡易容器に区分され、それぞれ規制が細かく定められています。当社は圧力容器製造のプロとして、培ってきた溶接・製缶の技術と経験をもとに、各種圧力容器や塔槽・貯槽・一般製缶、溶接配管、産業機械、プラント設備の設計・製作・施工・メンテナンスを得意としています。圧力容器には熱交換器や蒸気発生器、殺菌機などがあり、塔槽・貯槽・一般製缶では反応塔や抽出塔、吸着塔、蒸留塔などのほか、オイルタンクや煙道、クーラー、コンベヤなども手掛けます。さらに、地域暖房用埋設配管などの配管工事も行い、産業用から生活インフラの分野まで幅広く事業を行っています。

当社の業務はどのように行われるのか、簡単に説明しましょう。営業や設計を担当する技術営業部では、サブコンや建築設備業者、エンジニアリング会社などに対し営業活動を行います。顧客の希望や要求に沿って現場の様子を把握したり、製品の仕様を決定。受注が決まれば法規や規格に基づき設計を行います。すべて「一品もの」ですので、必要な部品を購買するのも大切な業務。製造部の購買担当者は、材料・部品や施工・塗装・運搬の役務、検査や非破壊試験などについての発注を行います。製造・検査工程では、管理スタッフと職人が力を合わせ、機械班、切断班、製缶班に分かれて製作を実施。溶接・組み立て・検査を経て、現場への納品となります。