社会福祉法人鳥取県厚生事業団

当法人は、鳥取県がつくった高齢者養護施設や障がい者支援施設などを運営するため、1970年に設立。2005年からは当法人が経営主体となって運営しています。これまでに培った豊富な経験や知識をもとに、県内の福祉を支える人材を多数育成し、業界をリードしてきました。私たちの基本理念は、施設を利用するすべての方が個人の尊厳を保ちつつ、自立した生活を地域社会で営めるよう支援することです。「我がこと・丸ごと」をテーマにした地域づくりを積極的に進め、様々な人が互いの違いを受け入れ支え合う共生社会の実現に、地元の自治体とともに取り組んでいます。職員はそうした地域福祉の推進に貢献し、福祉サービスの質の向上を目指しています。

良質な福祉サービスを提供するためには、職員の資質向上が欠かせません。そのため、基本的な知識・技術の修得やキャリアアップに必要な教育サポートを充実させました。新規採用職員をはじめ、2年目職員、中堅職員、管理職それぞれを対象とした研修に加え、感染症予防やメンタルヘルスなどを学べる様々な研修を用意しています。職員は毎年目標を設定し、その達成に向けて研修計画を立てて取り組みます。ほかに、リフレッシュ休暇や、法定日数を超える育児・介護休暇などの休暇制度を整備。鳥取県からは「男女共同参画推進企業」「輝く女性パワーアップ企業」に認定されています。こうした様々な制度を整え、職員の活躍をバックアップしています。

養護老人ホームや特別養護老人ホームといった高齢の方の施設、障がい者支援施設や障がい福祉サービス事業所などの障がいのある方の施設で、利用者の日常生活支援や介護に当たるのが、支援・介護の仕事です。食事、着替え、入浴、排泄などの際に支援や介助を行います。すべてをサポートするのではなく、それぞれの人が持っている身体機能を活かしたり伸ばしたりできるよう見守ることも大切です。利用者が生きがいを持ち、安心して生活できるようお手伝いしています。当法人では、働きながら国家資格の介護福祉士を目指すこともでき、受験に必要な実務者研修の受講費の助成制度があります。実際、多くの職員が制度を活用し資格を取得しています。