株式会社中川製作所

宇宙に行ったプリンタ用紙と言えば、ＮＡＳＡ（アメリカ航空宇宙局）で開発されたサーマル用紙です。当社はこのサーマル用紙をファクシミリ専用紙として日本で初めて実用化しました。身近な所では、レシートもこのサーマル用紙です。一方、家庭用はインジェットプリンタが主流。1994年に製品化され、爆発的にヒットしたインクジェット方式の開発にも、専用紙の開発で当社は大きく関わってきました。現在、主要なプリント方式といえば、インクジェット、サーマル、レーザーの３分野です。進化・変化を続けるプリンタ用紙の需要は伸び続けています。プリンタ用紙のパイオニアとして、プリンタ用紙の新たな用途を具現化して行きます。

当社のビジネスモデルは（1）【OEMビジネス】プリンタメーカーなどの純正品をOEM供給すること。（2）【ユーザービジネス】小売業や流通業界など、日本を代表する企業に付加価値の高い製品を提供する、という両輪で展開しています。例えば大手物流会社の物流伝票の提案。現場で使用されている伝票の問題点・改善点を先方担当者と洗い出し、技術部門と解決策を練った上で、オリジナル製品を提案します。採用され、現場の業務効率が上がったり、従来の問題点を解決したり、感謝の声を頂いた際には大きな達成感を得ることができます。製品を売るだけでなく企画開発からトータルに関わることができる醍醐味が当社の営業職にはあります。

1958年の創業から63年にわたり、時代のニーズをキャッチしながら成長してきた当社。これからのフェーズを第二創業期と捉えています。会社の体制変革も行いながらグローバル化を積極的に推進。2011年にはベトナムに現地法人を設立し、海外拠点は北米（アメリカ）・欧州（ドイツ）・アジア（香港・ベトナム）の４つになりました。日本を加えた拠点は、世界に５拠点です。欧米の先進国への営業活動だけでなく、これからの世界消費を牽引するアジア新興国での当社の存在感を示せるよう、確固たる技術に裏付けされた当社の製品販売をめざし、グローバルに活躍できる人材の登場を大いに期待しています。