社会福祉法人ゆたか福祉会

「どんなに重い障害があっても、人間として大切にされ、成長・発達する権利がある」そんな考えの下、1969年に全国初の共同作業所をご家族・関係者の協力を得ながら立ち上げました。当時の障がい者が働く事に対してマイナスイメージばかりの逆風の中で、制度つくりを働きかけ、変革し、障がい者福祉のあり方を体現してきました。私たちの取り組みは全国に波及し、今では多くの「障がい者の働く場」ができています。職員は事業開始当時の思いを引継ぎ、障害のある方の「住みなれたこの街で暮らし続けたい」という願いを実現し、関わる全ての人の期待に応えるべく日々取り組んでいます。私たちは日々挑戦し前を向いて突き進む力を大切にしています。

福祉は「介護をすること」だと思われがちですが、当法人は利用者の「人生を共に創っていく」ことが仕事です。ですので、スタッフの力量や対応次第で利用者の人生設計は大きく変わってしまうのです。それだけ1人の人生に対して大きな責任があり、重要な仕事を任されております。利用者一人一人のできること、やりたいことが異なります。それぞれに合ったライフプランを一緒に設計し、実現するために伴走します。利用者の方の成長を近くで感じられるので非常にやりがいがあります。また国内にとどまらず、海外でもこういった活動を展開しようと、現在はベトナムの大学やNPOと連携して活動しております。福祉の変革にこれからも挑戦し続けます！

私たちは「仕事と育児との両立支援」や「働きやすい環境づくり」を目指し、時代に先駆けてワークライフバランスを推進してきました。職員が長く働き続けることで、経験、技術、知識を積み上げ、結果として質の高い支援ができるからです。そうした取り組みの結果、過去5年間の定着率は90％以上。女性の育児休業取得率100％、男性の育休取得8名の実績があります。そして年一回の自己申告書があり、自分のキャリアプランやライフプランに合わせた働き方を伝える機会があり、職員一人一人のやりたい気持ちを尊重した制度を取り入れています。こうした働きが評価され、「ファミリーフレンドリー企業」「子育てサポート企業」として認定されています。