一般財団法人カケンテストセンター

衣料品、寝装品、インテリア等の繊維製品や靴、傘、かばん等の雑貨品をはじめ、防火服、作業服、手袋等の製品は、安全性や耐久性、品質表示の妥当性などについて多くの評価項目の試験・評価を行い、安心・安全が確認できた後、消費者に届きます。こうした幅広いアイテムの試験・検査を行っているのが当団体。その実力は、繊維製品の分析・検査において業界トップクラスのシェアを誇るほど！創立から約75年の歴史を擁し、その実績と技術力で繊維製品のみならず、皮革類や樹脂製雑貨などの検査にも着手。独自の試験方法も開発しています。また、グローバル化にも注力し、アジアを中心に海外拠点を開設。技術交流も積極的に推進しています。

例えば私たちが着用している衣服。生地の伸縮性や耐熱性、色落ちや色移りの程度、耐久性など、様々な段階で品質性能を試験・検査しています。担当したTシャツがたまたま好きなブランドだったり、街の店頭で見かけたりと、身近なもの、馴染みの深いものに携わることで、自分の仕事が社会の役に立っていることを実感しています。検査や分析は簡単なものではありません。様々な検査項目があり、その基準はご依頼をいただくお客様や国の規格によって様々。同じ規格でも、分析する製品が違えば、検査の方法も工程も変わります。経験を積むことでスキルが身につき、より高度な業務にもチャレンジできる！専門性を高められることも魅力のひとつです。

試験・検査というと、ひとりで黙々と作業をするイメージかもしれませんね。実際は複数人のチーム体制で、同じ検査を分担して実施。コミュニケーションが活発で、お互いをサポートしあう風土が定着しています。一人ひとりのペースでスキルを身につけられる教育制度・研修も充実。資格の取得支援や自由に受講できる通信講座制度など、職員のスキルアップをサポートしています。一般財団法人という法人格ですが、決して保守的ではありません。長い歴史の中で、海外の検査基準への対応や取扱品目の増強、新技術の開発など、挑戦し続ける姿勢が当団体のDNAとして受け継がれています。現在も社会情勢やニーズに対応できる新規事業開拓を進行中です。