これが私の仕事 |
研究をうまく進めるために最適な方法を考え、提案しています。 私の所属する先端基礎研究センターでは、原子力科学の新しい原理や現象の発見、新物質・材料の開発などを目指し、様々な先端的・基礎的な研究が行われています。私はその中で、事務職として、研究費の管理や共同研究のための手続き、また職場の安全確保など様々な面から研究を支援する業務を行っています。
研究倫理に大きな関心が寄せられる今、研究を行うにも様々なルールを守らなければなりません。「事務手続き」というとルーティン作業を思い浮かべるかもしれませんが、たくさんのルールを理解し、それを分かりやすく研究者に伝え、効率化とのバランスを取って最適な手続きを行う、という作業には、頭を悩ませることもしばしばです。ですが、悩んだ分研究者から感謝されることも多く、大きなやりがいを感じることができます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
研究は面白い!を実感できます。 職場の安全確認のため、研究者とともに研究室を点検して周った時のことです。初めて見る大きな機械や棚に並んだ薬品等、興味を惹かれるものが多くありました。「今ここではどんな実験をやっているんですか?」「この機械は何ですか?」という私の質問に対して、事務手続きの説明を受けるときには見せてもらえないようなキラキラした表情で研究内容をお話しいただけたとき、私もそのような面白い研究成果を生み出す現場を支える一員なんだと実感し、この人たちが生き生きと研究に取り組めるよう、私にできることをやりたいと改めて思いました。事務職という立場上、様々な手続きを研究者にお願いすることが多いのが実情ではありますが、まずは私がそのような手続きの意義を理解し、少しでも研究者の負担を減らせるよう努力したいと思っています。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
事務職だから、科学技術に貢献できることがある、と思いました。 「この世界を大きく動かす力を持つ「科学技術」の最先端の研究に、文系の私でも関われること」が私の就活の軸でした。民間企業も視野に入れながら就活を進めましたが、利益を最大化することを最終目標とすることに自分の中で違和感があった中で、国民のために研究を行っている「国立研究開発法人」の存在を知り、第一志望として就活を行いました。その中でも、原子力は世の中での議論が活発で、地元理解や国民への説明が重要なため、他の分野よりも事務職が果たせる役割が大きいのではないかと考えたのが、JAEAに惹かれた理由の一つです。当時私は特に原子力推進の考えを持っていた訳ではありませんが、難しい立場に置かれているからこそ「原子力」という一つの科学技術を、文系の立場から支えていけることに、他とは違うおもしろさを感じました。 |
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これまでのキャリア |
2017年入社 高速増殖原型炉もんじゅ 管理課 配属(総務系の仕事を幅広く)
2019年4月 人事部 人事課 異動(採用・ダイバーシティ推進 等)
2022年10月 先端基礎研究センター 研究推進室 異動(現職) |