日本土建株式会社

古来より神々が集うという伊勢神宮をはじめ、世界遺産である熊野古道、忍者発祥に豊な山と海の幸等々。独自の和文化と恵まれた観光資源を持つ三重県。その中央に横たわる津市に当社の本社はあります。庁舎、企業の本社、教育機関等、都市機能と多様な自然を持つ津市を中心に三重県のライフラインはもちろん、地域風土や歴史を活かしたまちづくりを行っています。100年先も地域を守り、発展に貢献する。そのためには地元協力会社や産学官との連携を図り、新しい工法や建築資材の研究開発、ＩＴ化を当社が中核となり推進することで近年に見る自然災害を防ぎ、さらには地域産業を活性化させる。建てるだけでない事業価値の創出をめざしています。

ガラス張りのエントランス。そのホールを吹き抜ける天井には、木材を幾何学模様にして張り巡らせ、和モダンな空間が外からでも印象的に見える。2020年オープンの「津市久居アルスプラザ」も当社施工の一つです。ギャラリーや演劇・コンサートホールを有し、プロだけでなく、まちに暮らす人たちも演奏したり、個展を開いたりできる地域をつなぐ創造拠点。「津市産の木材を利用した天井は木をいかに魅せるか、難易度が高い施工技術を求められ、さらには音響や照明設備を高次元に対応させるためコンサルタントとも、かなりの時間をかけて打合せをしました。他にはない独自性の高い仕事を経験することができました。（建築部：プロジェクトチーム）」

海と山の自然に恵まれ、歴史的遺産を多く残す三重県。近年、多発する自然災害から、まちで暮らす人たちの命や財産を守るまちづくりも、私たちの重要な使命です。復興工事や耐震補強工事等、防災・減災工事にＩＴ技術を積極的に導入。広大な自然や大規模工事においても、高効率、高精度で安全性の高い施工を可能にしています。「測量もドローンで空撮し、短時間で3Ｄデータに変換。施工工程も3Ｄ CADデータにし、作業シミュレーションをＶＲで疑似体験しながら事前に課題解決をする。重機のオペレーターや現場管理もデジタルツールで遠隔マネジメントが可能になり、私たちの仕事環境は大きく変化しています。女性の施工管理者も増えてきてますね」