ステンレスねじのトップメーカーとして、住宅・建材をはじめ、住設機器、電気製品等、様々な業界で活躍しています。ねじは極めてシンプルな基盤部品であり、目立つことはありません。しかし「産業の塩」と呼ばれるほど、私たちの社会生活に決して欠かすことのできない重要なものです。当社ではステンレスねじ業界において、トップクラスの生産量を誇っています。
ねじづくり=機械が自動的に量産する、そんなイメージがあるかもしれません。確かに基本作業は標準化されていますが、微調整は技術者の経験やノウハウに基づいた、まさに人に宿る技術があってこそ形に成り得るもの。中には0.01ミリの感覚が身についたという技術者もおり、同じ設備・材料・金型を使っても「この人にしかできない仕事」を追求しています。当社技術者の多くが、国家資格である「機械保全技能士」を取得。品質や技術、製品の機能向上など、高いスキルを身につけるだけでなく、芸術作品のように仕上がる美しいねじづくりにこだわり、いつか自分にしかできない仕事を。興津螺旋は、そんな想いを持ったねじづくりの技能職集団です。
私たちは、常にお客様が満足できる「ねじのあるべき姿」を追求し、お客様から選ばれ続ける高品質なねじづくりに徹底してこだわっています。その1つに、一般基準であるJIS規格の「中心」に照準を合わせ、100分の1ミリ単位の形状に徹底してこだわる、独自の社内規格を設定。JIS規格より厳しい基準で生産しているため、全てのねじが一定の形状を担保でき、ロット違いによる不良品混入が極端に少ないことが大きな特徴です。結果、不具合や異種製品の混入などによりお客様の製造ラインがストップするといった生産不具合を解消。締結コストを抑えた高い生産利益の提供が、お客様からは、「使いやすいねじ」と常に高い評価をいただいています。
当社は、社員の「チャレンジしたい」という姿勢を積極的に応援しています。不良品を発生させないライン管理、難易度の高い製品づくりなど、社員発の積極的なチャレンジが、様々な加工技術を生み出してきました。加工が難しいチタン合金ボルトの量産化技術もその1つ。一般的に、チタン合金は難加工素材ゆえに切削に頼るほかないのですが、生産性や歩留まりが低い事が難点。興津螺旋では、独自の技術を活かした開発に取り組み、国内で初めてチタン合金の圧造加工技術を得ることができました。これも、積極的に社員の新しいチャレンジを応援する環境があったからこそ。チャレンジスピリットを大切に、今後も新たな開発に取り組んでいきます。
事業内容 | 【事業内容】
ねじ部品の設計・製造・販売 【営業品目】 ステンレスねじ、チタン合金ボルト、その他 【認証・受賞 日本工業規格認証取得】 JIS B1111 十字穴付き小ねじ 認証番号JQ0308039 JIS B1112 十字穴付き木ねじ 認証番号JQ0308040 JIS B1135 すりわり付き木ねじ 認証番号JQ030840 ISO9001:2008 認証取得 認証番号JMAQA-959 ISO14001:2004 認証取得 認証番号JMAQA-E417 TPM優秀継続賞カテゴリーA 受賞(2008年度) |
---|---|
設立 | 昭和14年(1939年)6月 創立
昭和19年(1944年)6月 設立 |
資本金 | 3500万円 |
従業員数 | 70名(平均年齢40歳) |
売上高 | 11億4630万円(2023年12月期実績) |
代表者 | 代表取締役社長 柿澤宏一 |
事業所 | 本社/〒424-0204 静岡県静岡市清水区興津中町1424 |
沿革 | 1939年
興津螺旋鋲製作所を創業 1940年代 海軍工廠協力工場に指定 航空機部品を製造 終戦により建築用ねじ、釘、鉄線の製造へ転換 1950年代 鉄木ねじの国内シェアNo.1 1960年代 ステンレスねじの製造開始 1970年代 ステンレスねじの需要が拡大 1980年代 ステンレスねじの国内トップシェアに成長 1990年代 生産能力を大幅に増強(月産250トン) 多段ヘッダー導入 セルフドリリングスクリュー生産開始 2000年代 ISO9001、14001認証取得 TPM優秀賞受賞 チタン合金ねじの量産化に成功 マイクロねじの生産開始 2010年 MMF開設 3号棟新設、自動倉庫設備導入 |
※リクナビ2025における「プレエントリー候補」に追加された件数をもとに集計し、プレエントリーまたは説明会・面接予約受付中の企業をランキングの選出対象としております。